2021年

8月

29日

もうすぐ8月が、そして夏が終わる

 今日は8月29日。残り2日で夏が終わる。4月に改選があって新たに議席を得ることができた。新しい任期をどのようなコンセプトで活動するのか、実際に始まってみると意外に動き出せない。何かが重いのだ。

 

 何とか「かすや通信」6号の原稿の第1校を印刷所に回すことができた。9月議会の一般質問通告書も無事提出できた。30日の運営委員会で議会運営も正式に決まる。

 

 何をするのか、何ができるのか。公約を進めるにあたってもその根本の思いをどうするか。

 

 夏の疲れがドッと来ている。11月には73歳になる。今後の生き方を決めなければならない。「本田よしえ」らしく議会活動をするためには、また、一人の女性としての生き方は、と様々なことが頭をよぎる。

 

 コロナ過でほとんどの行事がなくなりステイホーム。「命」の振り返りを始めている。人は還暦でいろいろ考えられるようだが、私には今が適期。いいお休みを頂いていると思う。

 

 母のこと、娘のこと、そして私の生きざま。後悔することばかりだ。だが、最近思う。それぞれの生きづらさを思うと、これは個人の問題ではなかったのではないか、と。

 

 今まで私の心の中で大きな存在だった女3代の、抗うことのできなかった様々な思いに終わりを告げようと、読書三昧の日々を過ごしている。

 

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 とりあえず、3冊紹介します。

一昨年の秋にデンマークに行って以来、デンマークのことを学び続けています。その一環で読んだ本です。作者のおふたり(ともにデンマーク人と結婚し、現在孫がいる)が日本女性に対して忠告をしています。

 

デンマークの歴史の例を挙げ、「女性たちが結束して声を上げることが大事」だと。1970年からデンマークでは多くの女性が仕事に着き始め、主婦が見当たらなくなり、それとともに保育園なども整備されていったようです。デンマーク社会では一人の人間として「私らしく」生きていけるとのこと。

 

 日本の場合は様々な取り組みが行われていても、それが地域を超えて全国的な動きへとなかなか発展していかない。

 

 キラキラひかる「」は数えきれないほどあっても、それが「」としてつながり、そして「」になっていかない。女性という大きな共通項でまとまり、組織して、全国的なうねりを作っていくこと、というのがデンマークの女性から、そしておふたりから贈られた言葉でした。

 

ウーマンリブから現在までの女性活動家たちのドキュメンタリーを撮るにあたっての記録を本にされたもの。

 

上の本にある「キラキラ光る女性たち」の12人あゆみの紹介です。

 

ドキュメンタリーは2014年9月、あいち国際女性映画祭で上映。

 

闘った、生きた、老いた・・・・

 

ーリブフェミニズム生きた女たちからいまバトンはあなたに手渡されるー

 

帯に書かれたキャッチコピーはとても刺激的。

 

「なぜ、デンマークの子どもとデンマークの親は世界一幸せなのか」この疑問がすべての始まりだった、と作者ジェシカ・ジョエル・アレキサンダーは言っています。

 

アメリカ人でデンマーク人と結婚し、夫が子どもと接する姿からヒントを得て執筆しています。

 

アメリカでは言わずとしれてた「褒める教育」。日本でも近年それが良いとされ、アメリカに見習う風潮が強いですね。そのアメリカは親も子どもも幸せではありません。競争社会での生きづらさがあるようです。

 

 デンマークではプロセスを大事に「折れない」子どもの育て方をし、親から子へ、孫へと何世紀にもわたって続いてきた暮らしの中で大切に守られてきたものがあるようです。その秘密がこの本に。とても参考になりました。

 

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 少し長くなりました。

 一人の日本女性として、政治に携わる人間として、この3冊の読書は私の領域を広げてくれました。この時を感謝します。

 

 

 

 

2021年

8月

25日

素敵な八百屋さん

 素敵な八百屋さんを見つけました。といっても以前あった八百屋さんの代替わりです。

 

コロッケの付け合わせにキャベツの千切りをしたかったので、キャベツだけを買いに八百屋さんに行きました。長者原の本屋さんのお隣です。以前はとっても素敵な中年の方がいて、その方の野菜談義を聞くのが楽しくて通っていました。

 

 ところがいつの頃からか姿が見えず、私の足も遠のいていました。やはりお魚や肉などが一緒に買えるスーパーが魅力的。忙しくなって生協での注文も増えていました。

 

 そして今日、8月予算オーバー、これ以上食費を増やしたくない、キャベツ以外のものは買いたくない、そう思ったので久しぶりに昔通った八百屋さんへ。

 

 入る前に霧にかかりました。

 

 一体何だろうと思ってお店の方に聞いたら、「屋外ミストを設置しました」という返事。お店の中も入り口はオープンなのに涼しく、お野菜も涼し気です。一つひとつをかごに入れて売っていました。キャベツは高いので4分の一1に切ってあるのを買いました。

 

 清算の時にお話を伺ったら、以前の八百屋さんの息子さんでした。ヨーロッパの八百屋では野菜にミストをかけて売るというのを知っていたからとしゃれたことをおっしゃる。

 

 よく見れば野菜の配列も気合が入っています。たくさんの種類を少しずつ陳列。心配り、気配りが気に入って結局5種類の野菜・果物を買う羽目に。

 

 狭い室内にふたつのエアコン。屋外に大型の冷蔵庫を置いて、いっぺんに広げず売れたら補充するというやり方をしているとのこと。この時期お商売は大変でしょうと伺うと、2年前から突然引き継いだとのこと。

 

 建設会社を辞めて始めたけれど準備期間なしでもできた。年々状況は悪くなるが、厨房を設置。ゆくゆくはお惣菜やお菓子づくりも始めたいとのことでした。明日、フルーツサンドを作って売るそうです。

 

 根っからの野菜好き。そんな感じの「八百晴」さん、応援します。

 手前の配線に2箇所の排出口があり、そこからキリが流れていました。学校帰りの子どもがかかって帰るそうです。店の奥の黒板に店の名が。奥ゆかしい。

 

 

2021年

8月

22日

雨が続く

 今日も朝から雨が降り続きます。

 

 昨日は地元の福寿会(老人会)のサツマイモ畑の草取りでした。うておうて塾という事業で本来ならば子ども会と合同の作業です。6月に苗を植え、夏に草をとり、10月に収穫するという年間スケジュールです。今日は大人だけでの作業でした。

 今年の生育があまりよくありません。ツルの伸びに勢いがないのです。日照りが続いたからのようです。隣の稲田。こちらはどうでしょうか。毎日これだけの雨が降るので影響があるのではないでしょうか。心配です。

 下の写真は毎日新聞8月20日の記事です。久留米市北野町の5年連続の浸水被害。新型コロナウイルスによる需要低迷もあって苦境に立たされ、地元の農家は「もう限界だ。経営が維持できない」と支援と治水対策を求める切実な声を上げている、とのことです。

 

 今日22日の新聞には佐賀県の武雄市の飲食店のことがことがありました。同じく毎年被害に遭い「心が折れそう」ということです。

2021年

8月

19日

ハグロトンボ

 珍しいハグロトンボを本当に久しぶりに見ました。

 

 昼食用にバジルの葉を取りに出たら、その隣の草の上にとまっていました。慌ててスマホをとりに戻り、いるかなと思って恐る恐る見ましたら、「いた、いた!」。

 

 羽の色から「神の使い」と称されるスピリチャルな生き物とのこと。そうです、こちらの動きに対応する動きがゆっくりゆっくり、優雅です。

 

 写真が撮れて良かった。雨が続くのでどこからか飛んできたのでしょうね。

 

 

 

2021年

8月

17日

つかの間の晴れ

 今日は17日。今朝も雨。昨日も一日中雨でした。よく降ります。

 

 一昨日の15日には朝日が昇り、晴れ日となりました。朝からせっせと大物の洗濯、草取り、徒歩での銀行、書店巡り。いろんなことができました。

 

 つかの間の晴れ日に喜んでいる生き物の写真を贈ります。

2021年

8月

15日

一本の鉛筆

 14日の夜、NHKの番組で氷川きよしが「一本の鉛筆」を歌うのを見ました。熱唱です。心に深く響きました。

 

 この歌は美空ひばりが歌った唯一の反戦歌だそうです。その歌詞の中で私にザラ紙があれば子供が欲しい、あなたをかえしてと書くというくだりで、長崎の平和の誓いを発表された岡信子さんのことが脳裏に浮かびました。

 

 新聞社の取材で、「平和の誓い」にはなかった若い2人のことを述べてあるのを思い出したのです。

 

 『皮膚の垂れ下がった若い男性が、大の字で亡くなった黒焦げの女性の下半身をがれきで隠していた。帰り道、男性は女性に手を伸ばしたまま息絶えていた。まだ温かい男性の手を取って黒焦げの女性の手に重ね、天国での2人の幸せを願った。』

 

 若い2人への切ない気持ち。92歳の今まで封印されてきた深い悲しみと怒り。黒焦げの2人の姿が黒いシルエットになって私の胸に深く刻まれていました。

 

 一本の鉛筆(松山善三作)の歌詞を転載させてもらいます。

 

 あなたに 聞いてもらいたい

 あなたに 読んでもらいたい

 あなたに 歌ってもらいたい 

 あなたに 信じてもらいたい

 

 一本の鉛筆が あれば

 私はあなたへの 愛を書く

 一本の鉛筆が あれば

 戦争はいやだと 私は書く

 

 あなたに 愛をおくりたい

 あなたに 夢をおくりたい

 あなたに 春をおくりたい

 あなたに 世界をおくりたい

 

 一枚のザラ紙が あれば

 私は子供が 欲しいと書く

 一枚のザラ紙が あれば

 あなたをかえしてと 私は書く

 

 一本の鉛筆が あれば

 八月六日の 朝と書く

 一本の鉛筆が あれば

 人間のいのちと 私は書く

 

 シンプルさが、却って心に染み込みます。静かに反戦を誓います。

 

2021年

8月

11日

岡 信子さん

 この方の壮絶な人生を9日に、生で見、感じました。祝日で、コロナ禍で特別の行事もなく、テレビを見られたことは幸運でした。

 

 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典での被爆者代表、岡信子さんの92歳のお姿は信じられないくらい、足取りもしっかりしておられた。地獄を生きてこられた方は、その凄惨さに、その事実を語ることさえできなかったと思われる長い年月。

 

 今やっと語り始められた重い唇から発せられる事実は、驚愕の、まさに丸木俊の「原爆の図」そのものでした。

 

 大阪日本赤十字看護専門学校の看護生として帰郷して受けた自らの被災、うじがわいた足を引きずりながらの看護、終戦後の被爆者として受けた差別、92年間の生活はおそらく言語に絶するものだったでしょう。

 

 しかしながらその声は何と力強い魂の響きを持っていたことでしょう。

 NHKテレビの中継画像です。テレビが見れてよかった。

 

 ニュースの報道だけでは伝わらない臨場感。これからはこの日、この時間、必ずテレビの前に座ろうと思いました。

 

 長崎市長の平和宣言も聞きごたえのあるものでした。「長崎を戦争による最後の被爆地に」。日本政府による核兵器禁止条約の署名・批准を心から願います。

 

 

 

2021年

8月

10日

オリンピック、ふたりの2つの言葉

 オリンピックが終わりました。印象に残った2人の女性選手・監督について述べてみたいと思います。

 

 1人はソフトボールの上野由岐子選手。新聞に名前が載った時は同名同姓の別の選手かと思ったぐらい、信じられませんでした。

 

 「13年の年月を経て、最後に、あきらめなければ夢は叶うということを伝えられた」。こう語った上野選手は2008年の北京大会でメダルをとった投手。

 

 13年の間には、ソフトボールという競技は一時は競技種目から外されて、東京大会では復活しましたが、また次のパリ大会では外されるという、不安定な種目にもかかわらず一途にひたすら頑張ってきました。様々な葛藤があったと思うのですが、ついに再び頂点に。

 

 またその指導者宇津木麗華監督もすごいドラマの持ち主。元日本代表監督の宇津木妙子さんに憧れて中国から来日。1995年に日本国籍を取得。選手として五輪に2度出場、指導者としても世界選手権を制しています。試合後上野選手と抱き合うと、ほほを伝う涙が号泣に。信じた選手たちの手で胴上げされ、「運は天に任せてはいけない、自分でつかむもの」と。

 

 上野選手を身近に感じたのにはもう1つわけがあります。私は乾癬という皮膚の持病があり月に1度通院しています。治療に通うクリニックのそばに、上野選手の母校、福大付属若葉高校があります。横断幕がかっている塀を眺め薬局に向かっていました。

 

 今日はその塀の横断幕はもう撤去されありませんでした。よく見ると奥の校舎に大きく「祝金メダル」の横断幕が。福岡出身の活躍が多いなか、ひときわ身近に感じた選手でした。お疲れさまでした。

2021年

8月

05日

体のサビおとし

 咳がひどくなり7月26日にクリニック受診。咳以外の症状はなく、安静にしていましたが、なかなか回復できずにいました。もともと気管支が弱く、ストレスや疲れがたまると咳が出始めます。2週間近くたってようやく咳が少なくなりました。加湿器を新たに購入したことも幸いしています。

 

 健康に関しては、5月25日に受けた特定健診の結果を1か月後に、郵送ではなく、保健師さんから直接受け取りました。腹囲超過と血圧の数値が10高くなったという2つの課題で、指導が必要という健康づくり課の方針のようです。

 

 健康には気をつけているつもりでしたので、保健師さんからの直接の指導にはおっかなびっくり。自分なりに反省して生活改善方針を立てました。

  • 7月1日より体重を毎朝測定
  • ドームのトレーニング室を使っての運動指導を受ける
  • ラジオ体操1日2回
  • 食事の献立見直し

 

 ここ2週間ほど体調不良でドームにはいっていませんが、あとは家でやれることばかり。「体のサビおとし」をしています。体重はまだ減りませんが、体の動きは以前に比べると軽くなったよう。

 

 今は家にいることが多いので、いろんなものの整理を少しずつしています。ものが減れば探し物が減るのでイライラが少なくなります。実感しました。食事も、金額も品数も減らして夫から苦情が出るかなと思いましたが、「OK」のよう。

 

 案外、これでいいのかなとちょっと一息ついています。

 

 深呼吸で心のサビもなくなりますように。

 上の写真は今日のお昼のお好み焼きです。2人分でキャベツ300g使います。価格的にも栄養学的にも理にかなっています。あとは夫が作ってくれると言うことないのですが。

 

 

2021年

8月

04日

かすやよかばい商品券

 今回初めてプレミアム商品券購入の応募券が当たりました。1冊1万円で20%増の1万2千円の品物を購入できます。私は3冊希望していました。商工会の2階で厳重な本人チェック、使い方の説明を受けました。

 

 説明によると商品券はなんとすべての加盟店で使用可の共通券と、イオンモール福岡・イオン福岡使用不可)の専門券に分けてありました。共通券と専門券の割合は1対2。できる限り地域の店を利用するようにという仕掛けになっています。

 

 地域の取扱店の業種別数(大型店除く)

  • 飲食業 46
  • 建設  19
  • スーパー、コンビニ他 14
  • パン・菓子 12
  • 衣料品・雑貨 7
  • 家電 2
  • その他の小売 32
  • 理美容・エステ 18
  • 整骨院 5
  • 自動車・バイク・自転車 13
  • その他のサービス 20

 ざっと合計すると188店舗でした。

 

 この事業は福岡県の事業でプレミアム分の20%、2000万円を県と粕屋町が半分ずつ負担します。新型コロナ感染拡大で地域経済が落ち込んでいる中、少しでも活性化の一助になりますようにとの願いを込めた事業です。

 

下の図は商工会のホームページより転載させていただきました。