2019年

2月

28日

特別支援学校の整備体制

 赤は整備設置計画の宗像特別支援学校(仮称)、早良特別支援学校(仮称)、糸島特別支援学校(仮称)、青は古賀特別支援学校です。

  2月26日に吉塚合同庁舎で「県立特別支援学校設置計画」の説明会がありました。粕屋町議会は平成28年12月議会で粕屋町に特別支援学校を誘致する意見書を全会一致で可決、県に提出していますので、その行方を追う意味もあって参加しました。

 

 説明会では自治体からの申し出がなかったので、既存の高校や大学敷地内に建設することになったとその経過を説明をされました。特別支援学校を建設するには2万ヘーベの土地が必要。県は建設費用は出すが、土地の取得はしないという方針です。

 

 粕屋町の九大跡地になんとか誘致できないものかと議会から意見書を出したわけですが、粕屋町単独で購入するには無理があるというまちの回答。なぜ県が土地を用意しないのか疑問がありますが、今更それを言っても仕方がありません。

 

 子どもの人口の伸びが、この粕屋地域は全国的にも注目されるほど多いのです。子どもの人口が多ければ必然的に支援を要する子どもの数も多いわけで、各支援学校も児童生徒の人数が増えています。その対策で敷地内に増築せざるを得ない状況で、そのために運動場や集会室、駐車場が狭くなって支援教育全体ののあり方に疑問を述べられる保護者の方の発言が数件ありました。

 

 今も受け入れ数を超えての状態のようで、今後子どもの数が増えていくと要支援児も増え、3校増やしても福岡県全体から見れば十分ではないようです。

 

 要支援児親子は学齢期を迎えると学校支援委員会(旧就学指導委員会)の判定で選択を迫られます。古賀市の特別支援学校か、粕屋町の小学校の特別支援学級かを決めなければなりません。子どものためにどういう選択をしたら良いか悩まれる保護者は多いですね。

 

 せめて特別支援学校がもう少し近く、受け入れ態勢も十分であればと思います。

 

 

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2019年

2月

24日

議会改革に集中

 3月議会に向けて一般質問の提出、本田提案の発議1号(委員会条例任期の改正)の提出、正副議長改選、常任委員会正副委員長改選問題などに取り組み、現在「腸」の調子悪し、というところです。暖かくなってきているのにバラの鉢替え38鉢もまだ道半ばです。

 

 期限が迫っている中で何を優先して仕事をこなすのか、天気を見ながら、同僚議員との話し合いの中、毎日が刻々と過ぎていきます。

 

 明日、議会運営委員会が開かれ3月議会の議案内容、日程が決まります。3月1日から始まる平成31年第1回の定例議会。私の一般質問は56回目、これには議会審査の不備を課題にした質問も入れています。健康に留意して挑みます。

 

 

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2019年

2月

16日

心を癒す地域の手工芸展

 先週の土・日(9・10日)に地域の公民館で趣味の手工芸展が開催されました。毎年細やかな手作りの物を出品していましたが、今年はそれができなくて。それで公民館に行くのはちょっと腰が重く、終わる間際に義務的に行ったという気持ちの方が強かったのです。

 

 ところが1週間たった今も私の心を支配しているこれらの映像は何?

 心の中に何度も繰り返し作品が浮かび上がり、和ませてくれのです。

 

  日常の生活の中で工夫を凝らしたもの、生活に彩りを加えたもの、仲間との競演のような作品群。特に目の引いたのが「金継」。新聞記事でひそかにブームになっているというのを目にしたばかりだったので、なおさら興味深く見せていただきました。

 

 他にも「いま」を楽しんで作られた作品が多く、それが心に響いて、こうして思い出しているこの瞬間にも私に安らぎを与えてくれています。ご紹介しましょう。

 夏の公民館での「うておうて塾」の作品群。おそらく初めての色紙と格闘しながら作っていた子どもたち。ちぎり絵がとてもよく合います。

 

 夏に出逢った作品に再び会えるのは嬉しいですね。最近はテレビのプレバトを見ながら私も俳句を作っています。

 

 

 訪れた場所の写真を参考に水彩画を描き、それを年賀状にするのが夫の習慣となっていて、毎年ここに展示させてもらっています。後方の絵は美大を受験する高校生の作品。

 

 80に手が手が届きそうな夫と、18歳の若者の絵画。地域の工芸展ならではの展示の仕方。照れ屋さんの笑顔に思わずパチリ。

 

 

 

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2019年

2月

09日

心愛ちゃんと結愛ちゃん

 2月8日朝刊発表。警視庁の、児童相談所に通告のあった18歳未満の子どもへの虐待通告数の推移です。2018年は8万104人。

 

 昨年の結愛ちゃんに続き、今回の心愛ちゃんの2人の死は何とも痛ましい。児童相談所、学校が関わっていながら、助けることができなかったという事実。どう受け止めたらいいのだろう。

 

 児童福祉士は国家資格ではなく社会福祉士などの資格を持つ人や大学で心理学などを学んだ人が自治体職員として採用・配置される。平均経験年数は昨年4月時点で4・1年。

 

 専門家からは「質」の拡大に伴う「量」の低下を懸念する声が以前よりあり、今回心愛さんの事案は保護解除の見極め、という質の部分が問題になったという。専門家として児相の職員、学校の先生、一体どうなっているのだろう。

 

 それにしてもなんと急激な数の増加であることよ。なぜ親はかくもひどい仕打ちを子どもにしてしまうのか。抵抗できない、密室の中で自分の支配下にあるという誤った意識のもとに繰り広げられる地獄。

 

 私は親の方の心情に分け入ってみたい。なぜこんなひどいことができるのか、虐待の連鎖というが、この親たちも幸せな育ち方はしていないというのは確実だと思う。平成30年の日本の今を映し出している、悲しい現実だ。若い家庭が幸せでないと日本に未来はない。私たちにできることは?

 

 合掌。

 

 

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2019年

2月

06日

かすカモちゃん

 粕屋町議会のイメージキャラクター”かすカモちゃん”のお披露目です。

 

 2019年2月4日発行の12月議会だよりに発表。今町内で回覧板に乗って(?)皆さんのもとにお届け中。昨年3月議会号で募集、9月号で決定発表。粕屋中学校3年樋口望子さんの作品です。

 

 樋口望子さん、素敵な作品をありがとう。町章からイメージ、駕与丁のカモを基本にキャラクター化、お見事です。

 

 町民の皆さんにとって身近な議会になるよう「かすカモ」とともに頑張ります!

 

 

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2019年

2月

03日

日本の「種」の育成システムがあぶない

 2月2日に筑紫野市で開催された「福岡県主要農作物種子条例の制定」を求める市民のつどいに参加してきました。中野議員、川口議員も一緒でした。

 

 講師の山田正彦さんは弁護士・元農林水産大臣です。多くの市民の参加があり、問題認識の高さが伺われました。

 

 宇美町は昨年12月議会で県条例を作る意見書可決、志免町は否決だったそうです。

もともと日本の国土を守るという視点、家が兼業農家で母の農業に対する強い思いに影響されて育ちましたので関心がありました。

 

 講師のスピーチがすごかった。生産者と消費者の両方をつなぐ観点から、またTPPという、国の法律の上位にある国家間の取り決めをめぐる条約を締結したことによる今後の日本の国家のあり様が変わることへの危機感から、連日全国、否、世界中を廻り「種」を守る活動を繰り広げておられる実践と報告、そして今後の展望。

 

 2018年3月の種子法の廃止・農業競争力強化支援法の成立により、日本の優良品種の種子や公的機関のノウハウが民間企業に流出する可能性が否定できなくなった。せめて米・麦・大豆だけでも各地方のこれまで育んできた品種の育成システムを守ろう。

 

 国が廃止したのなら県で作る。県条例を作ることによって守る、という勧めです。

 

 最後に講師は地方自治法・地方分権一括法について言及され、地方から国の仕組みを変える「うねり」を起こそうではありませんかと高らかにおっしゃり、盛大な拍手でこのつどいは幕を閉じました。

 

 よく学び、粕屋町でも国と県にに対して意見書を提出したいと思っています。

 

 

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