2021年

11月

25日

子どもの自発性を尊重する学びを

 私は、今後「ダイアロジック・リーディング」(対話式読み聞かせ)という読み聞かせの手法を通して、子どもの自発性を尊重する学びを、粕屋町の皆さんに訴えていきたいと考えています。

 

 これは私一人の考えではなく、読み聞かせボランティア仲間の共通した思いです。その大本は大阪女学院大学・短期大学学長加藤映子氏の著書「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」という本を読んだことがきっかけです。

 

 ハーバードと最初についているので少し敬遠する気持ちがあったのですが、友があんまり熱心に勧めるのでとりあえず読んでみようと読み始めたら、一気に読み終えました。

 

 この本の中で推奨される「ダイアロジックリーディング」対話式の読み聞かせでは、お話の途中でも子どもが疑問に感じることがあったら、何でも問うことができます。読み手はそのことを「後で」と制するのではなく、その問いにその場で誠実に答えます。また質問できるように誘発もします。

 

 このやり取りでお話し会は時間が延びる可能性がありますが、そこにいる子どもたちはきっと深く感じ、学ぶことができることと予測しています。

 

 読み手の大人も子どもの興味の先を知ることで、ともに学べるのではないかと思います。そのやり取りが、共感、信頼の場を生み出し、その場のみんなに幸せをもたらすことではないかと予想しています。

 

 そんなお話し会を27日の土曜日に図書館で行います。ちょっとわくわく、でも予想外のハプニングが起きたらどうしようと思いますが、きっと子どもが助けてくれるでしょう。

 

 この「ダイアロジック・リーディング」(対話による読み聞かせ)は、文部科学省が新しい学習指導要領で推奨している「アクティブラーニング」(主体的・対話的で深い学び)に実によく似た考えです。

 

 私たちが行おうとしている読み聞かせは、文部科学省が求めているものとどこか共通点があり、それは子どもの自発性を尊重することではないかと私の中で腑に落ちました。

 

 この考えを12月の一般質問で、町長・教育長に問い、ある提案をします。通告書を22日に出しました。予定では12月8日の午前中、そして10人目で最後となります。

 

 興味を持たれた方は是非、インターネット中継でご覧ください。

 

 

 

2021年

11月

24日

粕屋町に相撲部屋があります

 駕与丁公民館が一時的に相撲部屋となっています。その相撲部屋は「朝日山部屋」という名称です。24日の午後6時30分より議員仲間とちゃんこ鍋を頂きました。

 

 材料は全部差し入れ、普通の食材を薄味で調理してあり、何杯でも食べられる感じがしました。

 

 朝日山部屋の力士は10人。こじんまりとした部屋です。今時、相撲部屋を運営していくのは大変だろうなと思って質問したら、後援会長さんなどの支援が大きいということでした。

 

 「錦竜」というお相撲さんと知り合いになりました。三段目63枚目ということです。相撲のことはよくわからないので今から勉強します。そして私も後援会に入ることにしました。

 

 私たちが懇談している間、お相撲さんは横に座って話の相手をしたり、後ろで様子を見たり、長時間なので結構大変、これが場所中ずーっと続くのかと錦竜さんにお尋ねしたら、「会話の勉強になります」という答えが返ってきてびっくりしました。

 

 そう言えば縦社会で、普段は横並びで応対する機会はあまりないだろうなと、納得。こんなおしゃべりが役に立つんだ、そして英気を養って明日への糧となるんだと思ったら、「じーーん」ときました。

 

 相撲は祖父も父も好きで、よくテレビを見ていました。私はあまりわからないのですが、一気に勝負が決まるのが好きです。粕屋町での年に一度の相撲部屋開き、もっともっとお近づきになりたいと思いました。

 

 

 

2021年

11月

19日

誤字、脱字、それでもめげずに

 

 前回の記事を読み直すと、誤字がありました。

 

 「店員さんに進められる」が間違っていて、正確には「勧められる」でした。

 すみませんでした。

 

 このブログでも、ほかの場面でもこういうことはよくあります。私は考えるよりまずやっちゃう人なので、時々こんなことがあります。もし、気がつかれたら上の「問い合わせ」で指摘していただくとありがたいです。

 

 ところで、昨日の18日に博多区の千代町にある自治会館で、議会広報紙の研修会がありました。

 

 内容は

 講師:吉村潔氏(エディター、広報アナリスト)

 テーマ:

  • 住民に信頼・共感される議会広報紙づくり
  • 議会広報クリニック」

 

 粕屋町は広報特別委員会ができたばっかりですので、出していないのですが、各町の議会だよりのクリニックでの先生の講評はとても参考になりました。多分糟屋郡は水準が高いのでは、力作ばかりと感じました。

 

 須恵町は昨年の、第35回町村議会広報全国コンクールにおいて優良賞(第10位)を受賞しています。内容がとてもよく、手に取って読みたくなる広報紙です。

 

 勉強になりました。粕屋町ではまだ前期の内容を踏襲するのが精一杯、こちらでも誤字脱字の訂正に四苦八苦。特集などを取組むのはもう少し先。ですが、来年はこの「広報クリニック」に出して「講評」を受けたいものです。

 

 8年前に広報特別委員会の委員長をして研修会を受講していますが、あの頃に比べると、講師の方の説明が簡潔で、プロジェクターを使ってとてもビジュアルにされ、わかりやすかったです。

 

 以前は、議会広報はこうあらねばならぬみたいな考え、講釈(?!)を聞かされることが多い感じがしましたが、今回はそんな風ではなかったので時代の流れを感じました。頑張りたいと思います。

2021年

11月

15日

化粧

 通院している耳鼻科の待合室には、ちょっと手に取って読んでみようかなという本があります。今日、斎藤茂太さんの本を読んでいるとその中に不思議な言葉を見つけました。

 

 「私は化粧する女が好きです。そこには虚構によって現実を乗り切ろうとするエネルギーが感じられます」。寺山修司の言葉だそうです。

 

 そんなつもりで化粧はしていないように思えます。素肌ではみっともないと思うのでしているだけですが、それが虚構を生きるということなのでしょうか。

 

 私は、その化粧によって変わる自分が好きです。エネルギーをもらえます。めんどくさい時の方が多いのですが、背中を押されるような気がするのです。

 

 美しく年をとりたいです。先日高砂にある病院に行ったので、帰りに大丸に寄りました。昨年見つけた婦人服のコーナーに行ってみたら、早速、服を勧められました。

 

 その勧め方が上手なのです。私に似合う私のための服。値段はさほど高くないので買いました。ただ上手に着こなせそうには思えない、私からいうと大丸で買った割には何となくダサいのです。

 

 おばさん臭いからいやだとある方に話したら、「実際、おばさんでしょう」と言われました。

 

 おばさんは美しく年をとるために化粧をします。

 

 我が家の鉢植えの秋バラを紹介します。「黒真珠」と「ㇻ・マリエ(花嫁)」

バラはおばさんから見たら美しすぎますね。

2021年

11月

14日

潜在的な疾患

 よく眠れない日が続いていました。鼻がつまり、しかもせき込むのです。その上帯状疱疹の痛み。これは一体どういうことなのかと、耳鼻咽喉科の門をたたきました。

 

 そうすると驚くべき事実。慢性の蓄膿症でレベル4。しかも両耳の鼓膜に穴が開いている。

 

先生が

 「スマホを持っていますか?」

 「はぁ?」

 「写真撮っていいよ。」

 「えっ!」

 

 今、手元に鼻腔、両耳の破れた鼓膜が鮮明に映っている3枚の写真があります。やや不気味。早速手術の手配をお願いしましたが、鼻は良くなる確率は半々、しばらく治療を続けて様子を見ることに。

 

 耳の方は専門の、手術の上手な先生を紹介していただくことになり翌日訪問。すぐにお願いし、1月11日に決まりました。

 

 鼓膜があればどう違うか検査するために、鼓膜をふさぐ簡易のシールを貼ってくださったのですが、これがすごい代物? とてもよく聞こえるようになったのですが、すべての音を拾います。

 

 帰りの地下鉄の車内のアナウンスの音のうるさいこと。音が響き過ぎて、乗ってる間中ガンガン。よくこんな状態でみんな乗ってるなと不思議に。以前はそんなこと感じたこともなかったのに。

 

 帰る途中で、骨密度治療の薬を頂くために内科受診。血圧140、私にしてはかなり高め。インフルエンザの注射もしていただきました。品薄だそうです。

 

 月曜日に帯状疱疹で皮膚科に行ったので、今週は4つの病院を受診することに。各病院の親切な説明と治療、高度な医療を受けられる環境、国民健康保険制度に感謝です。

 

 シールは1~2週間持つそうです。テレビの音、そのほか家の中の様々な音が実によく聞こえます。鼻詰まりも少し改善、眠りが違います。

 

 ところでどうして早く耳鼻科の門をたたかなかったのか、今もって謎。夫からいつも早く病院へ行くように言われていたのに、また、あんなに咳込むことなかったのに。

 

 仕方がない、もう治らないもの、これは私の体質なんだ、とあきらめていたのでした。

 

 帯状疱疹になってよかったかも?!

 

 

2021年

11月

07日

花火

 昨日、11月6日に粕屋町商工会主催の花火大会がありました。台所で夕飯準備中。夫からの呼びかけで、慌てて2階に駆け上がったのでスマホでの写真は撮れませんでした。

 

 3か所から上がった花火。そのうちの1か所、多分大池公園から上がったのではないかと思うくらい身近に見れたのがとても感動的でした。

 

 あの音、ズッドーン、ズッドーン・・・・・

 

 花火の音がこんなに心の奥底の深いところに染みわたるものとは。正直予期せず、びっくりしました。

 

 江戸時代に厄払いから始まったという花火。多くの江戸市民を勇気づけ、その後日本中に広がった花火文化。災害の多い日本、困難を乗り越えようとする庶民の知恵? 

 

 「帯状疱疹」という疫病神に打ちひしがれていた私にも確実に力を与えてくれた5分間の、短いけれど心に響いた花火。こんな応援方法があり、またそれを享受できるとは。深い感動です。

 

 コロナ禍の中、大変な思いをされた医療従事者に感謝の思いを込めて、また多くの町民にエールを送るという意味で企画されたという今回の花火。私にもそのエールは届きましたよ。

 

 粕屋町商工会の皆さんの素晴らしい企画に心から感謝します。ありがとうございました。

 

 

2021年

11月

05日

ふたつの委員会

 11月4日には議会では2つの委員会がありました。

 

 午前は文教厚生常任委員会。

 来年2月に開催予定の研修会「未就学児の保育・教育における町立保育所の果たす役割について」の内容作り、その後は今後3年半の委員会としての行政視察のあり方、政策立案に結び付けられるように調査研究を重ねるテーマの検討などの討議を自由討論で活発に行いました。

 

 午後は活性化特別委員会。

 主に11月16日に開催する議会報告会の内容づくりでした。今年はコロナ禍対策のために蜜を避け、また、急な変更があっても連絡が取りやすいまちづくり団体との意見交換会をすることに決めていました。そして、緊急事態宣言の解除後の10月15日に開催が本決まりとなりました。

 

 応じてくださったのは粕屋町商工会シニアクラブ連合会。

 

 私の所属する文教厚生常任委員会の班ではシニアクラブ連合会の役員の方に参加していただくことになりました。内容としてはまず、高齢者福祉に関連する事業の決算報告をして、その後意見交換をします。

 

 私の担当はその資料作り。実際に本日の委員会で、前もって作った資料を読み上げたのですが、新人議員から「何のことかわからない」という手厳しい意見が出ました。

 

 議会報告会に関しては、毎年何度もリハーサルを繰り返して内容を作り上げるのですが、今年はコロナ禍、準備が遅れており、初めてのお披露目。しかも委員長の思いでパワーポイントは使わない、ということで紙の資料。数字の羅列に終わっている箇所が多くありました。

 

 意見の内容は的確でした。そういう意見が返ってくる議会のこの現場、好きです。やりがいがあります。自分のやったことにきちんと反応がある、こんなうれしいことはありません。

 

 帰って疲れていましたが、早速内容変更の手立てを考え、パソコンに向かいました。

 

 病気を発症してもうすぐ1か月。水泡の後は大体落ち着いたのですが、神経痛の痛みがあって、夜眠れないことが度々あります。少しずつ仕事のペースを上げているのですが、まだまだかな。

 

 今日の刺激的な内容に、私はやっぱりこの仕事が好きだと感じました。

 

 内容づくりが楽しいのです。調べ物が好きなのです。同僚と語り合い研鑽を重ねることに喜びを感じています。早く健康になってもっともっと仕事がしたいとしみじみ思いました。

 

 鉢植えの秋バラの写真をお届けします。私ができない分、夫が手入れをしてくれています。これも感謝です。

 

 

 

2021年

11月

03日

衆議院議員選挙の結果から

 10月31日快晴。4年ぶりに衆議院議員選挙が行われ、その結果が出ました。このブログを見てくださっている方も、それぞれの立場からいろんな感想を抱いておられることでしょう。

 

 本田は今回、小選挙区も比例代表にも立憲民主党に投票しました。立憲民主党には野党第1党として頑張ってほしい、日本の政治の流れを変えてほしいという思いを託しました。

 

 また、10年来共に学んできた仲間の1人が福岡県他区で立憲民主党の候補者として出馬したことも大きいです。

 

 全国に先駆けて、平成31年3月に公布された「福岡県における性暴力を根絶し、性暴力から県民を守るための条例」を作った中心人物です。

 

 立候補した仲間は当選しましたが、全体的には立憲民主党は残念な結果に終わりました。本来ならば票が伸びるチャンスなのに、なぜチャンスを活かせなかったのか、今手元の毎日新聞、西日本新聞とにらめっこしてその敗因を探っています。

 

  女性議員数は伸びませんでした。むしろ減り、全体の1割にも満たない数字でした。ジェンダー指数での世界における順位がこれでまた下がりますね。

 

 今回1つ良かったことは最高裁裁判官の国民審判へのハードルが低くなったのではというふうに感じました。

 

 具体的なテーマでの各裁判官の信条の比較のアンケート結果を新聞で公表、SNSでアップなど。テーマに対する関心が高かったせいでしょうか、夫婦別姓を認めない法の規定を「合憲」とした4人の裁判官への批判票が多かったということでした。

 

 最高裁の判決の結果において何らかの変化が出れば、今後の国の政策にも影響があるものと期待しています。