2014年
9月
30日
火
26日の議会最終日の本議会で、手数料値上げ案に反対討論しました。
執行部より税務関係、住民票及び印鑑登録並びに各種証明のなどの交付、閲覧手数料を200円から300円に改正する提案がありました。行財政委員会が妥当であるとの意見をもらった、手数料の改定としては次の基準を採用したと、根拠となる考え方を下記のように示しました。
原価 = 人件費(円/分)× 処理時間(分)+ 物件費(円/件)
受益者負担率=100%
(特定の者のために提供するサービスに係る経費であるため)
上記の計算ではそれぞれ300円を超えるものとなったという報告でした。
疑問① 人件費は何人分?そのうち非正規雇用の人数は?
② 自分の固定資産の閲覧をするだけなのになぜ手数料がいるのか
③ 近隣の自治体1市7町のうち3町はまだ200円
④ 平成22年より5ヶ年計画で電子自治体構築に6憶6500万円かけて事
務の効率化、コストダウンに向けて事業を進めているがその途中では?
⑤ 季節ごとの繁忙期には他の課から職員を充てるために部制を引いたのでは
以上の点から反対しました。9対5で可決でした。
賛成討論
①学童保育事業の保育料の値上げ案
学童保育の保育料を3年かけて段階的に値上げするものですが、最終的に3000円
になっても近隣自治体では最下位、町からの持ち出しが800万円あります。平成
22年以前は無料でしたのでそれから見ると高いように思えますが、安い分、保育
の質までは要求されていなくていろんな問題がありました。賛成はしますが、指
導員の方の雇用(現在は半年雇用)の在り方、研修制度の確立を要望しました。
②子ども館(仮)の補正500万円を含む補正予算案に対して
反対討論をされた議員がいましたので、賛成する根拠を述べて執行部の提案に賛
成を唱えました。
今議会で執行部は1000万円の設計料を500万円あげて1500万円に追加提案。内
容は建物の機能が増え、建築面積も少し広がっています。その追加した分
は、日頃私が主張している内容に沿ったものでしたのでそのことを強調しました
た。
今回明確に反対された方は1人でしたが、何人かは突然「子ども館」が浮上し、ほかに保育所や老朽化した公共施設の補修が先では、という意見の議員もいました。そうしたことが予測される中、私は因町長がこの提案をされたことに深く感謝しています。
平成18年の総合計画では子育て施設の必要性を明記されていたのに、現在まで現
状を強化するということに終わっていて施設を建てることまでには発展しませんでした。もうネットワークの強化などでは追いつかない状態に来ていることを因町長はよくわかっておいでのようです。子どもの状況を理解できる政治家が少ない中、よくぞ補正までして、内容充実を考えてくれたとその政治的センスに内心驚いています。
以上で簡単ですが9月議会の報告は終わりです。最近はいろんなことに手を広げすぎてなかなか思うようにいかず、有権者の皆さんへの報告をないがしろにしているのではと反省しています
今度こそ、しばらく休んでいるブロッコリー通信を発行したいと考えています。予定としては10月中に発行すること。A3用紙の印刷できる印刷機を買いました。印刷会社に頼らず、すべて手作りでと考えています。新たな挑戦、応援をよろしくお願いします。
2014年
9月
27日
土
9月議会が昨日、26日で終わりました。
平成25年度の決算の認定が主な内容でした。181の事務・事業の審議は4日半、連日9時30分から5時近くまでかかりました。各課の作った資料を基に質疑をします。資料説明の準備に十分時間をかけた課とそうではない課の差は歴然としたものがありますが、それでも4~5年前に比べるとすべてにおいて確実に進歩しています。
私自身は年間を通してこの時が一番議員らしい仕事ができると考えています。数字をもとに事業内容の説明がなされるのですから、改善のヒントもその中に含まれているはずです。それを町民の皆さんの視点から指摘するのが議員の仕事だと思っています。だから改善しようとする課の職員の説明は、こちらの指摘を待つまでもなく、自らの報告に今後の方向性が含まれているので、その方向が適正であるかどうかを言えばいいのですが、問題はそうではない課です。
数字の読み上げに近い報告もあります。そういう課に対しては質疑が長くなり、こちらの語調も少し厳しくなります。
結果としては全員賛成で認定しました。一般会計・特別会計総額歳入214億6458万円、歳出211億7589万円、差引2億8869万円でした。
2014年
9月
22日
月
議案審議が終わりましたので、総務常任委員会メンバーで学校を視察しました。
今年の9月より粕屋町の4小学校でエアコンが稼働しています。子どもたちも嬉しそう。
これ以前に備えていた扇風機も併用で節電に努めるとのことでした。9月議会では2中学校のエアコン設置の工事契約の議案もあり、26日の本議会で可決の見通しなので、これで町内の学校すべてに空調機の設備ができることになります。集中制御方式。ランニングコストで年間電気代は小学校4校で1300万円ほど予定しているとのことでした。
2014年
9月
20日
土
今日は土曜日で議会はお休みです。
朝から少し肌寒く、「秋」っていう感じですね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
白い花の写真をアップします。
左の写真は昨日の朝、交通立ち番での帰りに防災公園で見かけました。白い色の彼岸花がこんなところに咲いているなんて、まったく気がつきませんでした。新しいものを発見するって嬉しいですね。
右は今日、図書館の帰り道の、あるお家で見かけました。シュウメイギクです。母の庭にもあります。
気持ちの切り替えが下手で、いろんなことをずーっと引きずるタイプですが、こういうやさしい花のたたずまいはほんとにホッとします。
議会ではいろんな問題を白か黒かはっきりさせないといけないので心が痛みます。物事は単純に決められないからです。何を大切に議員としての仕事を全うするか、日々、葛藤です。
2014年
9月
18日
木
補正予算の審議が終わりました。26日の議会最終日に採決があります。
私は賛成討論をする予定です。
今日は(仮)子ども館建設事業で500万円の設計料増額補正案を巡って白熱した議論が展開されました。突然出てきた子ども館建設よりももっと重要な施策があるのでは、箱物にお金をかける必要はない・・・・・などが主な反対意見です。
実際、行政の説明には不明な点が多いのは事実だったのですが、その原因は場所が決まらなかったことによるものが大きかったようです。
場所はサンレイク駐車場の西側、40台ほどの駐車場をつぶして建設すると報告がありました。駐車スペースの代替え地はサンレイクの南側のじゃり石の広場を7月に舗装しています。
場所を決めるにも、規模を決めるにも、子どもの施設でどうしてもなければならないというものではないのでいつも後回し。結局今年まで手つかずの状態だったのです。土地開発公社への補助金投入、給食センターの建設の目途が立ったことなどから
次の一手として、因町長は施政方針演説で公表、当初予算にその設計費を組まれたのだと思います。
500万円の増額の提案内容は子育て支援センター機能プラス児童館機能、そしてボランティア交流の場、教育相談室機能、運動スペース、会議室などで建設面積が、1.5倍の1500㎡になるとのことからによるものです。
大賛成です。たくさんの機能を持った、子ども・子育ての拠点施設であってほしいと心から願っています。予算がないから、場所がないからという言い訳に、今までは自説を通すことを控えていましたが、私の10年間温めてきた構想を皆さんに提示し、町民の皆さんが納得される良い施設ができるように、強い信念を持って活動しようと決意しているところです。
2014年
9月
17日
水
上の表は、粕屋町HPの健康づくり課の資料の抜粋です。
「粕屋町国民健康保険第2期特定健康診査等実施計画」の6ページ資料です。
平成20年から23年度までの特定健診受診率の推移。見にくいと思いますが、年齢別による受診率がわかるので紹介します。
65歳から69歳までの受診率は大体40%台。ところが45~49歳の女子の受診率は極端に少なく16.8%という数字もあります。自分の健康に対する意識が低すぎるような気がします。
私は若いころは虚弱体質で何をするにもしんどく、生きることが苦行でした。
楽しくないのです。ところが今は楽しくって仕方がない。その差は何でしょう?
「心身の健康」によるものと確信しています。心は体と連動していて、体が健康でないと気持は軽くなりません。だから皆さんにお伝えしたい、何より健康が大事だと。
私の健康の秘密は軽い矯正の体操と早寝早起きです。自分の体の不健全な部分を克服して会得した小技(?!)だと自負しています。だから町長が平成25年度の施政方針演説に「健康日本一のまちづくり」を提唱されたときは小躍りして喜びましたが、この9月議会での報告は喜ばしいものではありません。
健康な職員が考える施策の限界だと感じています。町民の立場に立ってもう一歩深く、本気で健康づくりを進めよう。その基本は町民が自分の体の状況を知ることのできる町の特定健診や各機関の健康保険者の健診を受診することです。
なぜ16%しか受診がないのか、その分析をきちんとするべきです。粕屋町の退職者医療費の高さは県下で第3位。多大な医療費を投入しています。多くの病気は40代から始まるとこれも資料にありました。
職員の皆さん、頑張って!
2014年
9月
17日
水
9月議会も中盤に差し掛かりました。
連日夕方5時過ぎまで役場にいます。9時半開始をもう少し早めたらという意見が出るほど審議に時間をかけています。1年間の事業内容の精査で、数字に表れた内容をどう読み取るか・・・・・・
私は1年間の議会活動の中でこの9月議会の決算審議が一番好きです。行政からの資料説明にどれだけ食い下がれるか、住民の立場からの予算の使い方をしているかどうか、赤字であってもいいのです、それが住民本位の施策であるのなら。
いくつもの課にまたがった事業の関連性を、的確に評価しながら、より深く展開できるように、27年度の予算へつながる具体的な提案ができるよう、審議の方向性をかじ取りするのです。
議員歴9年のベテランはこれくらいできないとね、と言い聞かせながら指摘内容を考えているのですが、日本語はむずかしい。特に私は下手、否定的な伝え方をすぐにしてしまう。
職員の説明を評価しながら、職員が納得できるように示唆をする、そうできてればいいな。常に研鑽を、そして勉強を。そう、時間がいくらあっても足りません。
2014年
9月
13日
土
連日の決算審査で本当に疲れてしまいました。数字の裏にあるもの、その変化は何を意味するのか、当初の計画に対してどうであったかなど等、今年は突っ込みどころの的を外さずやっている充実感があります。
大和田一紘先生の「よくわかる市町村財政分析」の講座を立川市で昨年11月、本年4月、6月と3回受講した賜物です。行政の方も行政評価システムを採用しているので、質問に対しの説明責任を果たすために以前に比べるとよく対応してくれるようになりました。日進月歩です。特に中堅の40代後半50代前半の職員の頑張りが光っています。
しかしながらこちらはすべての角度からの検証で、資料不足、能力不足・・・・・
と頭が痛くなります。でも情報公開、そしてその分析向上は私の政治信条でもありますので愚痴ははこぼせません。むしろやっときちんと分析して改善できる道筋ができたと喜ぶべきでしょうね。
帰ってきたら玄関の鉢植えの花にトンボ。出迎えてくれたんだとちょっと嬉しくなりました。さわやかな秋の風、ちょっと癒された気がしました。
2014年
9月
11日
木
10日から平成25年度の決算審査です。
最初の日は総務常任委員会管轄の経営政策課、総務課、協働のまちづくり課、税務課、収納課の審議でした。その中で収納課の内容が際立っていましたので報告します。
評価できる3つの要素
①平成23年度から25年度までの徴収率を比較、分析できる資料作成
②徴収率がアップしたことにより滞納繰越額の減額
③債権管理条例制定後の担当者会議体制の強化、活用事例の報告
納税者の皆さんは当たり前と思われるかもしれませんが、多くの自治体が国の補助金頼みで足元の徴税に力を入れていなかったこと(国の右肩上がりの経済政策も加味)、また、粕屋町は各隣組合に納税組合が組織され勧奨制度があったために、役場の職員が督促しなくても割合スムーズに徴収できる体制がありました。
手書きによる資料作成は担当者個人の能力によるところが大きく、それをチェックできる上司がいなければ、資料不備のために督促すらもできない状態もあったのです。平成17年に議員になり、議会広報で徴税の特集を組んだ時の調査で、そのずさんさを知った時は本当にびっくりしました。
職員個人がどんなに頑張ってもできないこともあるのだと痛感。
今は電子自治体構築事業の展開でデータを入力し、マネージメントに力を入れればかなりの事務はこなせます。また職員の意識改善も進みました。もちろんそれには適切なリーダーシップをとれる人材があったればこそですが、そういう意味で今回の収納課の報告は議員としては最高にうれしかったですね。
2014年
9月
09日
火
毎日新聞を愛読しています。
9日の「余禄」から
-その生涯3万2000日余をたどる昭和天皇実録が公開された。・・・・
戦乱と敗戦、恐慌と経済成長、飢餓と飽食、占領と非占領・・・人類のありと
あらゆる経験が凝縮された「昭和」だ。今はとりあえずその歴史に分け入る扉の増
えたことを喜んでいいのだろう。
3面には「出典 曖昧さ残す、後世の検証に壁、肉声欠落『恣意的』、編集に四半
世紀」などの見出しがあります。そのほか6ページも使っての特集です。全部はと
ても読みきtれないのですが、昭和の歴史を紐解く良い機会になりそうです。
2014年
9月
08日
月
終わりました、
9月議会の一般質問。
いい感触。
早めの夕食に、ビール。おいしかった。
議員になって9年、自分の限界も見えてきて、
八方美人になりそうな、そんな自分を叱咤激励、
きつかったなー
でも 達成感あり。
決算審査、補正予算、議案・請願などの審議、頑張るぞ。
2014年
9月
04日
木
9月議会が始まります。
簡単に日程を紹介します。
9月5日 本議会 議案他提示、質疑
8~9日 一般質問 (10人)
10~16日 決算委員会
17日 決算委員会・予算委員会
18日 予算委員会
19日 常任委員会
22日 〃
24日 全員委員会・特別委員会
25日 予備日
26日 本議会 委員長報告・質疑・討論・採決
私の一般質問は8日、5番目です。多分午後の2番目ぐらいになると思います。
内容は
①収納(率)を上げるためには
②健康寿命を延ばす取り組みを
③子ども館基本構想は
の3点です。
次回1点づつポイントを述べてみたいと考えています。
それぞれの項目において質疑、討論、提案のような流れになるよう頑張りたいと現在資料集めをしています。担当課への質問などは明日の5時までなので、調査項目を整理しています。
2014年
9月
03日
水
9月5日から9月議会が始まります。私の一般質問は月曜日で5番目。多分午後になると思います。内容については次回にアップします。
今日は「地方自治」について皆さんとご一緒に考えたいとちょっと大げさですがこのようなテーマとなりました。このことを考えるきっかけになった陳情書が昨年9月議会に提出され、その審議で継続、12月も継続、3月に報告なしで未了となりました。ところがまたすぐ6月議会に、文面を少し変えて掲楊するようにという請願書が出ました。そしてこの9月議会。掲揚に反対する請願書も出ました。相反する内容の請願書を総務常任委員会の構成メンバー4人で審議するということに再びなるようです。1年間続きます。
内容は議場に日の丸の国旗を掲げるか否か、というものです。粕屋町は役場の前に国旗は町旗と一緒に掲揚されていますが、議場には中央に町章があるだけです。それを福岡県の半分くらいの自治体がしているように国旗と町旗を並べて掲げようというのです。
請願や陳情は常任委員会に付託することになっていて、これは私の所属する「総務常任委員会」に審議が付託されています。それがいつも反対2、賛成2で同数なのです。そういう場合は委員長決裁で採択、不採択、継続のいづれかを本会議場で報告します。この請願には紹介議員が6人いますので不採択となれば異議ありとなり、そこで決着せずにまた総務常任委員会に差し戻しして再審議となります。
そこで表決が変わらなければいつまでもこの状態が続き、前回のように報告なしで未了となる可能性が高いですね。単純に本会議場で各議員が採択、不採択のために手を上げることにはならない仕組みになっています。
請願や陳情は住民が直接議会に審議テーマを持ち込める手段なので、その扱いを慎重にという地方自治の本旨によるものでしょうね。
委員会メンバーは4人ですが、委員長が自分の態度を表明して結果を出し本会議にあげることで決着は早まる場合もあるのですが、それがなされていません。
常任委員会への付託がいかに重いかということで、とても責任を感じています。
が、メンバーが少ないことも決着がつかない理由の一つに挙げられます。
私自身は議場掲揚は基本的には反対です。
粕屋町の議場は粕屋町の町民の暮らしを最優先に考える神聖な場所であって、たとえ国からの法律で従わなければならない場合でも町民がどう考えるかを最優先する判断を下したいので、国民の一員としての判断を優先するのが当たり前というような国旗をわざわざ掲揚する必要はないのではないか、議場は住民自治の最後の砦です。しかも役場前には町旗と共に国旗も掲げているのです。何の必要があるでしょう。