2019年

5月

31日

実務的な質問の仕方

 5月29日、伊万里市での議員研修会に参加しました。粕屋町からは中野議員も一緒でした。講師は自治体経営コンサルタントの川本達志氏です。午前と午後の2部制。午前のテーマは「あなたも知らない議会の力」、午後は「実務的な質問の仕方」でした。

 

 私の議員としての任期はあと2年。この間に本田芳枝の一般質問の型をある程度「」にしたいと考えています。そのために必要なことは、この午後の表題にあるように「実務的」であること。これは私の質問に最も欠けている基本的な概念です。

 

 まず最初に実務的でありたいという気持ちがなかったことが理由として挙げられます。とにかく行政の不備を突き、何とかこちらの政策を実行させたい、その思い一筋という感じでしたね。

 

 まず行政の不備を指摘しその現状を町民の皆さんに知ってもらい、その不十分さをアピールした上で、自分の主張が如何に正しく、町政の喫緊の課題であると、どちらかと言えば独りよがりな、自分一人で息巻いている、そんな感じだったのではないかと思われます。

 

 確かにそういう部分も必要でしょう。それで実現したこともかなりあります。しかしそれは執行部や職員が必要と思っていたこと、あるいはその気づきの中で彼らが自分の仕事としてやったことです。職員と事実の共有ができたことが大きな要因です。

 

 そして今、議員歴14年。この一般質問という、与えられた機会を活かすもっと違うやり方があるのではないか、それを模索しています。職員との共有の上に、共感という過程が必要では。共感プラス前向きな、粕屋町をもっとより良くしたいそんな思いを共に描きながら、その先を見つめる質問の在り方を。

 

 実務的な要素を取り入れながら、淡々と。結果が出せるかどうかわかりませんがとにかくやってみます。

 

 

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2019年

5月

28日

共助としての地域防災への取り組み

 5月24日19時より長者原下区で「自主防災組織」に因んだ防災講座がありました。

  粕屋町協働のまちづくり課防災担当が講師です。長者原下区が自主防災組織を立ち上げたのが平成27年。2年に一度のローテーションで今年は防災訓練をする年。まず新役員さん対象の「いざという時に備える」という講座が組まれたという次第です。

  

 訓練に関しては3度目の受講ですが、その中で最も大切なことが左の図の考え方。いろんな研修会に参加していますが、災害の復旧が早い地区は共助が強いところのようです。

 

 日頃の地道な活動(祭り、各種イベントも含めて)が活発に行われているところほど、強い絆があるということことなのか、共に助けえ合うという精神が作用するようで、復興がスムーズのという報告を受けています。

 スキャンした原稿を大きく伸ばしているのでわかりにくいかもしれませんが、長者原下区の今回も含めた今後の予定です。

 

 当初に比べると手馴れてきて少しづつ充実しているように思えます。繰り返し聞き、繰り返しやることで災害に即座に対応できる強い地域を作るということでしょう。

 

 気候変動、異常気象、南海トラフ地震など何が起きるか予測がつかない昨今、地域みんなで乗り越えられる仕組みを強固に、と願わずにはいられません。

 

 

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2019年

5月

23日

6月の一般質問

 6月の一般質問通告内容をアップします。

 

 最初、通告書をそのままスキャン、画像にしてアップしたのですが、スマートフォンでは字が小さくて見えません。それで概略という形で内容をお知らせします。質問の前にそれぞれに前文を載せていますが、カットしました。

 

 6月議会は6月7日からの予定で、私の一般質問は6月10日午前9時30分から始まります。傍聴に来てほしいです。来られない方はインターネット配信の画像で見ていただけると嬉しいです。

 

 質問1 粕屋町の低投票率について

  1. 地域、年代ごとの現状分析とその対策について
  2. 今年参議院選において大型商業施設で期日前をする予算を組んでいるが、その準備はどのようにしているのか
  3. 粕屋町のまちづくりへの関心を高めるための方策は

 質問2 プラスチックごみリサイクルの考え方について

  1. 汚れプラスチックとは
  2. 資源ごみとしてのプラスチック回収の現状は
  3. 日常的に使われているレジ袋や、河川に紛れ込んでいるプラゴミ対策等は
  4. 喚起を促し、未来を担う子どもたちへの責任を果たす方策を町全体で考える仕組みを問う

 質問3 ふれあいバスと免許返納について

  1. 制度が始まってからの高齢者の免許返納の実績と町の対策について
  2. 啓蒙活動はどのようにしているのか。その検証は
  3. 予算を増やしたふれあいバスの、高齢者対策としての側面での今年度の動きは

 

 

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2019年

5月

20日

一般質問 久々のトップバッター

 ドガの踊り子を連想するような「バレリーナ」というバラです。玄関の横の壁一面に仕立てています。雨の雫で優しい印象に撮れました。

 

 今日は6月議会の一般質問受付初日でした。提出順なので8時半に登庁し、トップバッターとなりました。

 

 6月議会から常任委員会の所属を「建設」に希望し、それがかなったので、今後は都市政策関係の事案の質問を中心に組み立てます。というかそのために変わりました。

 

 変わらない人もいますが、私はオールラウンドの議員でありたいので、常任委員会所属を厚生、総務、再び厚生と変わってきました。本議会で採決をする場合は所属は関係なく、自分の意志で態度を表明します。そこで常任委員会で培った様々なやり取りが情報収集にとても役立つのです。

 

 今回のテーマは3つ。明日、PDFをアップします。

  1. 粕屋町の低投票率について
  2. プラスチックごみリサイクルの考え方について
  3. ふれあいバスと免許返納について

 初心に戻り、今後は一般質問を中心にした議会活動をする予定で、行政が取り入れたくなるような提案を挟みたいと考えています。情報収集、それに今まで町民の皆さんとの触れ合いの中で培った議員力で成果が出せるような一般質問を、と思っています。

 

 

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2019年

5月

18日

ポスト争奪戦と議員歴

 議員になって何が大事か、それはポストを得ること、と考える向きが多いと思います。そのためにあらゆる手段を尽くして闘う。何年も下積みで嫌なことも頑張りながらポストを得る機会を待つ、一般的な社会でも同じことが言えるでしょうか。

 

 そういう方から見れば今回の改選による新議長の経歴には?と思われる方も多いでしょう。

 

 本田議員は組織のことがわかっていない、とよく指摘を受けました。そうです。分かりません。分かろうとも思いません。議会は行政の監視役。それに組織力はいらないよ、と言いたいのですが、でも現実は違いますね。

 

 議長を中心にチーム議会として町の執行部と対峙する町民の負託、信頼の上で。それが粕屋町議会と思っています。そのためには各議員が平等に権利を行使できる状況にないといけない、議員間で力の差があってはならない、議員間討論を尽くし、最後に議会として最も良い方法を選択する。

 

 役職につく議員は私は議員歴の浅い人がいいと思っています。ベテラン議員は後ろに控えていればいい。ベテラン議員は研鑽を積んでいるはずだからその発言に重み・力があるはず。まつりごとの盲点を指摘できるはず。それができないベテラン議員は?・・・・

 

 議員歴の浅い議員の方が町民の思いに近いと思っています。つい最近まで町民で、議会でこのことを実現させようと決心して議会に送り出されたのですから。その町民の思いを討論し、ベテラン議員と意見を交わす中で一つの結論を、あるいは妥協点を見出す、そんな流れを考えています。

 

 今回の鞭馬新議長は全くの新人です。2年前に当選したばかりの議員。粕屋町議会における経験がほとんどない中で、何がやれるんだと思われる方が多いように思います。

 

 が、私はそうは思わない。ポスト争奪戦を経験していない、議員歴の浅い、しかしながら実社会での経歴・人格においてはすばらしいものをお持ちだと思っています。

 

 平成18年の「行財政大綱」後、保育所民間委託や給食センターPFIによる建設などアウトソーシング問題に大揺れだった粕屋町議会。町長もこの14年で5人も変わりました。そんな中での今回の議会の改選人事。一つの大きな賭けですが、いい方向に行くよう最善の努力をします。今後の議会の動きを見守っていただきたいです。

 

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2019年

5月

17日

議会改革序章

 5月15日臨時議会が開かれ、山脇議長の「辞職願」が本議会で許可され、それに伴い議長選挙が行われました。

 

 まず、副議長が4月26日に「辞職願」が議長によって受理されていましたので、冒頭に副議長を選出し、その副議長により「許可」に関する採決を行いました。

 

 議長は除籍となり、8対6で山脇議長の辞職願は許可。その後、議長選が行われ新議長鞭馬直澄議員が選出されました。

 

 冒頭に行われた副議長選、この議長選も共に8対8の同数で、副議長は小池弘基議員と本田芳枝、議長は鞭馬直澄議員と山脇秀隆議員でくじ引きによる選出でした。新副議長は小池弘基議員です。

 

 議会内は真二つに割れました。これで今後議会改革が進むのか疑問視される向きもありますが、私の考えはそれぞれの議員の粕屋町議会、粕屋町民への思いにかかっていると確信しています。

 

 しかしながらその思いの表し方は様々で、チーム「粕屋町議会」としてどうあったらよいか、議員各自の思いの上に、それを可能にする仕組みを作ったわけですが、その結果はどうなのか、改革はその序章がスタートしたばかりです。

 

 新たな舞台にどのような展開が繰り広げられるのか、また、そのことに本田がどのようにかかわれるのか。今回の改革を強く推し進めた私が副議長選に立候補するにあたり皆さんに表明したことは、「調整力」として頑張らせてほしいということでした。

 

 それは副議長になれなかったとしてもやれることと思っています。議員としての14年間の研鑽が本物であったかどうか、本田自身の議員としての資質が問われる今後の2年間になりそうです。

 

 

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2019年

5月

11日

痛み

 大きな改革には大きな痛みが伴う。その事に耐えうる組織だけが大きな改革ができると思う。今は生みの苦しみの時。粘り、祈り、思いを強く持ち続けたい。

 

 昨日、粕屋町役場前の粕屋のバラを撮りました。他のバラに比べてこの2品種は育てるのも愛でるのも難しい。「粕屋の里」と「レイクカヨイチョウ」です。

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2019年

5月

09日

粕屋の里議会改革会議

 4月より「粕屋の里議会改革会議」と称して粕屋町議員対象に集まりを持っています。

 

 4月26日に議長・副議長が辞職願を出されました。副議長は閉会中は議長が許可できますが、議長は本会議場でそのことを諮らなければなりません。そのために5月15日に臨時議会が招集されることが正式に決まりました。

 

 まず最初に副議長選があります。それで決まった副議長が臨時議長となり、議長の辞職願を採択するかしないかの採決をすることになります。議長の辞職願が採択されたら追加議案が出され議長選挙が行われます。採択されなければ議長は続投ということになります。

 

 今回の流れは、いわゆる議長の信任投票です。これは粕屋町議会始まって以来の大きな改革だと私は捉えています。任期半ばでいったん立ち止まり、平成29年4月改選後の臨時議会で選んだ議長に対して、この2年間の議長職の評価を議員各自が議場にて辞職願の採択・不採択という形で決することになるのです。

 

 この事態にどう向き合うのか、議員各自が今「粕屋町議会の今後はどうあるべきか」を問い続けています。様々なことがありましたが、ここまでの流れを作ることができた粕屋町議会の力量を私は、今、見直しています。

 

 また一方で、議員一人では何にもできないので仲間を募りチームを組むこと、そのチームの中で意見を交わしながらチームの力を強くし、粕屋町議会がより良いものになること、そんなことができたらと「粕屋の里議会改革会議」の世話人をするようにもなった次第です。

「粕屋の里」は駕与丁バラ園ができる時に広島バラ園の田頭先生が粕屋町のために作出してくれたバラの名前です。

 

 この写真は昨年のかすや広報5月号からスキャン・拡大したものなので画像がちょっと粗いですね。

 

きれいな写真を撮ってきましょう。

 

 

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2019年

5月

04日

健康を手に入れる

 私は70年という生涯の中で今が最も健康です。年を重ねることは私にとっては不安材料にはなりません。自分の足で自転車をこぎ、一日中精一杯働き、疲れを翌日に残さない。いつもではありませんが大体そのような日常を送ることができるようになりました。

 

 思い切る、自分の力量を知る、他人の領域を荒らさない、年齢を重ねることはそういうことを学ぶことでした。欲張らない、ということでしょうか。

 

 早寝早起き、朝のテレビ体操。3食当たり前に食べる。心が動かないことはほどほどに。苦手な人との付き合いもほどほどに。自分の思いを大切に、悔いを翌日まで残さない。

 

 幼いころから虚弱体質で悩んでいたことが嘘のようですが、健康って本当にいいものです。朝礼で倒れる。貧血で青白い顔。姿勢が悪い、肩こり・腰痛に悩まされる・・・・・

 

 幼いころからのまわりの人の私の印象、それが当の私に跳ね返って、私もそう思い込んでいました。だから健康に対する憧れは人一倍強く、長男に「健」という名を付けたほどでした。

 

 幼い頃の私はいつも母に叱られてばかり。野良仕事を、単身赴任で父の不在の中ひたすら頑張っていた母の手助けをしたかった私ですが、期待に応えられず、母も歯がゆかったのでしょう。

 

 今思えば母も私に怒りをぶつける以外に自分の感情の処理ができなかったのかもしれない。人生への怒りも私にぶつけていたかもしれません。いつも委縮していた自分がいました。

 

 人はどうにもならないものを抱え込むときは、しかもそれが荷が重すぎる時は周りの人にぶつけるのでしょうね。私も子どもたち、夫にぶつけました。

 

 今はぶつける必要はありません。抱え込まないから。自分の力量が自覚できるから。大いなるものを信じ、神様は決して見放さない、いつも見守ってくれている、その信頼のもとに必要以上にあくせくしないで暮らせるようになりました。

 

 逆に、今私にできることは何、私の目の前の人は何を私に求めているのでしょう、そのことにどう応えられる?

 

 自分に応えられる範囲でいいから応えないさい、そんな風に思って暮らせるようになりました。その大元は自分の、自分の健康への信頼だと思っています。

 

 感謝以外の何物でもありません。多くの人に健康であってほしい、心からそう思います。

  

 ~みどりの日によせて~

 

 

 

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2019年

5月

03日

ときめきを大事にする生き方

  ときめきを最優先する生活の仕方は夢のまた夢、そんな事はできっこないと思って暮らしてきました。

 

 長女として厳しく育てられた私には別次元の世界。幼いころから母が喜ぶことを、母にちゃんとしていることを認めてほしいというのが私の行動の源。

 

 結婚してからはいい奥さん、いい母親、そのためにはこうあらねばならない、でもそうはできない自分とのギャップにおののきながら、それでも一生懸命生きてきました。夫も3人の子どもたちもそんな私を、いつも斜めに見ていたような気がします。母から、子どもから、夫からの束縛、それを私はかってにいつの間にか呪縛にまで高めていたような気がします。

 

 そして70歳。

 

 今、この解放感は何だろうと思います。世の中が平和であるというのが大前提なのですが、私はやりたいことが、自分の心の思いに沿った行動がやっとできるようになったのです。

 

 みんなそれなりに生きていけてる、助けが必要な人にはそのような人がついいていてくれる、何も自分が背負わなくていいんだ。ねばならぬ、そしてそれができない自分への劣等感の塊だった私はもう必要ない、むしろ邪魔。

 

 自分はできないからダメだ、ではなくできることをしよう、したいことをしよう、心がときめき、そしてひらめくやり方で。

 

 自分の心に沿った生き方、心が望む生き方を模索しようと思っています。

 

 

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2019年

5月

01日

象徴としての天皇の模索の旅

 平成天皇が退位されました。簡素な儀式だったようです。平成天皇はかって誰も踏み込んだことのない「象徴としての天皇の在り方」を全身全霊を持って模索された方のようです。

 

 憲法を遵守するための天皇制の在り方を生涯のご自分の役目として歩まれたことに深く敬意を表したいと思っております。お疲れさまでした。

 

 今日は令和の時代の新天皇の誕生する日。静かに過ごしたいと考え、私も書斎の身辺整理です。

 

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