2016年

3月

30日

目の保養

 図書館フレンズ粕屋の総会後、仲間と粕屋交流キルト展の開催されている柿酢屋さんの博多壱ノ蔵へ行きました。

 

 糟屋6町での合同開催、粕屋町の刺し子展の来場者が最も多く、本来ならば25~27日までだったのですが、好評なので一週間延びたそうです。中心になって展示をされている方は元バラサークルでご一緒した人で、作品と同様お人柄もそれはそれは素敵な方なのです。やっと見に来ることができました。

 

 木造りの蔵の雰囲気に藍染、その布地に刺し子をしてある作品のモチーフがマッチしていて、気持ちがとても安らぎました。バックの作品は駕与丁の花火をデザインしたものです。藍染を夜空に見立てて・・・・・・・・

こんな藍染の用い方があるのですね。ただただ、感動!

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2016年

3月

29日

なんとか阻止できた増額修正案

 議会最終日の昨日、増額修正案は8対7で否決しました。粕屋町議会のひとつの危機は脱しました。

 

 予算修正は議員に認められた権限のひとつですが、本来は不必要な予算配置と思われる事業予算を外す減額修正で、減額した残りの予算を通す手法です。反対で止まったままの予算審議だと予算執行ができず住民にそのしわ寄せが行くからです。

 

 今回の増額修正はその予算に上乗せした形で、財源は予備費の2000万円から充てるという、二つの意味で到底賛成できないものでした。

 

 予備費は万が一の時に自治体がいつでも自由に取り出せる、セーフティネットというべき費用です。だから緊急の場合のみに使われるべきもので、文化祭のミュージカル委託費のためになど考えられないのです。4万5千人の命を預かっている粕屋町役場。いつどのような災害が降りかかってくるかもしれないのです。否決できて、とりあえずホッとしています。

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2016年

3月

25日

前代未聞の増額修正案

 一昨日の23日の午後、28年度の当初予算特別委員会審議が終わり、委員会採決がありました。その時のことです。突然修正案が議員2名の連名で出され、仮採決(本議会でもう一度あります)があり、なんと可決したのです。

 

 その内容は、社会教育課から文化祭に町政60周年行事を催すために文化講演会費用として200万円計上、過去2年間催されていたミュージカルは中止します、という提案がありました。それに対しての修正をかけられたのですが、なんと300万円の増額という内容でした。

 

 ミュージカルは粕屋町の文化振興に寄与しているから存続すべきと昨年のかかった費用の300万円を増額上乗せの修正案、つまり文化講演とミュージカル費用で500万円を修正案とし、その財源は予備費の2000万円からでした。

 

 到底承服できるものではありませんでしたから反対したのですが、結果は可決となりました。最終日の本議会で同じ結果が出れば、予備費からお金を出して、繰り返しますが11月の文化祭に500万円で文化講演会、ミュージカルが行われるようになるということです。

 

 給食センター建設で、昨年6月文科省に補助金申請を出さなかったために1億8千5百万円の補助金が降りず、財政調整基金からの持ち出しで建設業者に支払わなければならないことに、また水鳥橋の落橋にも予算が出せず、問題を来年まで持越しという中での、増額修正案の可決。

 

 やはり粕屋町議会はおかしい。危機です。

 

 どうすれば町民の皆さんに納得・応援していただける反対討論ができるか、かといってその主張が28日の本議会で通らなければ何にもならないのです。ここで根回しが必要になるということになるのでしょうが、それが大の苦手。人から依頼されるのも否、こちらから持ちかけるのも否、さあどうする、よしえさん、正念場だよ!

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2016年

3月

22日

数字と格闘

 今日の予算審議は総合窓口課と、介護福祉課でした。2つの課には一般会計予算とは別に総合窓口には国民健康保険特別会計45億円、後期高齢者医療特別会計4億4千円があり、介護福祉課には介護保険特別会計22億円などがあります。1日中福祉関係の数字とにらめっこでした。3連休がありリフレッシュができたと思ったけれどさすがに疲れました。

 

 平成27年度の3月補正審議を11、14日に、平成28年度の当初予算審議を15~23日までの6日間、計8日間1日中数字とにらめっこです。

 

 大変だけれど私はこの時が好きです。予算の数字にはその奥に行政執行権者の思いが隠されています。それを住民の福祉の向上という視点からどのように変えていくか。すぐには変えられないのですが、一つ一つの課題を数字を真ん中に審議をします。その審議の中ですぐには採用されず長い間眠っていたような優れた新規予算が登場するときにはにんまり、してやったりです。

 

 技術的にはまだまだ未熟な私ですが、行政マンたちに事実と論理で向き合う、結構面白い時間なのです。

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2016年

3月

21日

春分の日の駕与丁公園

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2016年

3月

20日

春の気配

 庭のスノーフレークとゆすらうめです。我が家の春は「白」から始まり、他に満開の雪柳、春水仙もちらほらです。上のヘッダーの写真は母が植えてくれた白木蓮、シンボルツリーとして家族のみならず前の通りを行き交う人の目を楽しませています。

 

 19日は安保保障関連法の成立から半年、各地で講演会やデモが催され、参加したいなという気持ちがあったのですが、粕屋町の議会政治が危機に瀕していると感じているので、議会審議のために体調を整えることを最優先にしています。

 

 予算審議が続きますが、第4次総合計画から、第5次の総合計画に移る年の28年度の当初予算、数字の動きを追うだけで、今までとあまり変わらない審議に危機感を覚えています。

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2016年

3月

18日

小学校の卒業式

 粕屋町では昨日の17日に町内4つの小学校で卒業式が行われました。卒業証書授与式が正式な名称、児童の人数が増えて3年前から30分早めて9時30分から始まるようになりました。終了は11時10分ぐらいかだったかな。

 

 私が参列した中央小学校では一人ひとり階段を上がってステージの上で校長先生から証書を手渡されます。その前に来賓席の前で一礼をしてくれるので一人ひとりの顔がよくわかります。

 

保育園、幼稚園、PTA,交通ボランティアの皆さん、そして区長さんなどに見守られての晴れの姿です。校長先生の式辞に「あきらめることが失敗、チャレンジしなければ失敗もしない、自分の物語を作り上げて」とありました。良いお言葉です。送る側の5年生の態度もとてもよく、地域の皆さんの温かいまなざしの中で、これからも一層のびやかに成長してほしいと心から思いました。「卒業、おめでとう!」

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2016年

3月

15日

3月議会 当初予算審議が始まりました

 3月議会も中盤に差し掛かりました。今日から28年度の当初予算審議です。予算は予算特別委員会で審議します。総務部から始まります。各課の課長がが概略を説明し、その後総合計画の事業に紐ついた予算案の説明をします。その後議員による質疑応答となります。最初に、経営政策課、総務課、税務課、収納課、協働のまちづくり課、会計課と続きました。

 

 粕屋町の財政運営は今、安定しています。実質公債費比率が一時県内トップの18%を超え、借金である町債返済が16億円の時もありましたが今は10億円です。新築の家が増えていることで給与所得者の増、また営業所得者も増えているようで、税収は昨年に比べて2億円の伸びです。国からの地方交付税も国勢調査で人口が増えているので基本人口割で昨年より1億1千万円多いです。これは次の国勢調査までの5年間続きます。明日は都市政策部です。

 

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2016年

3月

15日

春を迎える準備

 私の春を迎える準備はバラの鉢植えの土替えです。2月の終わりから2週間かけて34鉢の鉢土を入れ替えました。

 

 バラの木を引っこ抜き、まわりの土を削り取り、根をきれいに揃え、長いもの、絡んだもの、劣化して役割をはたしていないものはすべて切って取り除き、新しい土におさめます。

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2016年

3月

13日

毎日新聞余禄より、元少女の一人として

 毎日新聞の3月13日の朝刊「余禄」の内容があまりにも私の気持にぴったりでしたので抜粋して載せます。

 

 『あろうことか君は進路指導の後に自ら命を絶ってしまった。担任の教師は廊下での立ち話で非行記録のために志望高校への推薦ができないことを生徒に告げた。生徒が初めて向かい合った「社会」が身に覚えのない非行記録、理不尽な進路指導、画一的な推薦制度だったのならば絶望の深さは察するに余りある。

 

 ただ悲しく残念なのはこれから未来へと枝分かれしていくすべての道を生徒身が自ら断ち切ってしまったことである。大人への道に立ちふさがる迷路や袋小路には愚かしい過失や怠慢によってもたらされたものもある。そこで苦しむ少年少女はどうか声を上げてほしい。声を聴きつける元少年少女は必ずいるはずだ。』

 

中学校1年の時の大人の過ちが訂正されないまま2年経ち、彼の人生の前に大きく立ちふさがった。そして彼はその壁の暑さに絶望してしまった。わずかな光も見いだせなかったのだろうか。悔やまれてならない。私は元少女としてこのような問題が粕屋町で起きることのないように力を尽くしたいと思っているのです。

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2016年

3月

11日

教育委員会、粕屋町の場合

 広島県府中町の中学3年生の自殺関連のニュースでは、驚かざるを得ない状況が次から次へと明るみに出ている。過去の子どもの自殺からの教訓が学校現場で活かされず、同じような立場に追い込まれた子どもは死を選ばざるを得ない状況が続いている。

 

 家庭でも学校でも1対1では大人は権力者、子どもはその中で大人に従わなければ生きていけないから大人に従う。従うことができなくなったら死を選ぶのだ、というより絶望するのだと思う。その世界でしか自分の生きる道がないと思っている、思わされているからだ。

 

 別の見方、別のやり方、大人だって間違う、子どもにそれを言う権利があるということを子どもは知らない、知っていても言えない、なぜならその庇護のもとでしか生きていけないことがわかっているから。

 

 じゃー、粕屋町はどうなの、大丈夫なの?とすぐに考えてしまう。「指導死」、大人のパワハラだ。

 

 粕屋町の教育委員会の中で似たような状況があったことを私は直接知っている。その時は保護者が子どもの立場で行動してくれたから、その子どもは助かった。保護者が切実な思いでわたしに訴えてくれ、私もそれに対応することができた。けれども壁は厚かった。なかなか問題の本質が明確にならないし、明確にすることを避ける、というより権力で向かってくるから、問題があると認識にしてくれるようになるには半年以上の時が必要だった。直接の担当者が変わったことも幸いしたと思う。

 

 私は教育長に厳しいと思う。議場での一般質問のやり取りでそれを感じ、ブロッコリー通信でも書いているが、問題をすり替えられるのだ。それがわかってやっておられるのか、わからなくてされるのか、今のわたしにはわからない。これも今後半年以上の時がいるのだろうか?

 

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2016年

3月

08日

時間が足りない!

 一般質問が終わったが、すっきりしない。私の質問と行政側の答弁を併せて持ち時間が60分という議場のルール。昨日は2番目の質問項目「ふれあいバス」の件で総務部長の答弁がだらだらと(?!)続き、とにかく長すぎ、途中、ちょっと、というか、かなりいらついた。答弁が長くなり私の持ち時間が少なくなることも考慮に入れて、こちらの質問内容を工夫する必要があったのだ。

 

 結論として最後に「検討します」という短い、あいまいな答弁だけで終わって「えっ、そりゃないんじゃない!」と反論したくなった。答弁が長い時はできない理由をただダラダラと述べていることが多いので気をつけないといけないのに、つい、うっかり、許してしまった。議員歴11年のベテラン議員としてはスキル不足、腕の磨き方が足りない、と大いに反省。

 

 1時間という与えられた時間の中で、質問項目を少なくすればいいのだけれど、物事にはタイミングというものがあって、どうしても「今」でなければということがあり、つい盛りだくさんになってしまう。

 

 でも私はこの駆け引きが必要な、議員に与えられた特権に挑戦することが好きだ。毎回させてもらってもう44回になる。議場の緊張感の中で、執行部と向き合うことで、不可能を可能にする、途中であきらめない、そして自分の限界に挑む。

 

 時間が足りないものについては、今後の総務常任委員会審議、予算特別委員会審議の場で詳しい説明を求め、必要なものは9月の補正予算に予算措置をしてくれるよう要請する予定だ。とにかく粘るのみ!

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2016年

3月

06日

3月定例議会始まる 一般質問準備

 今日は朝から雨です。昨日バラの植え替えがだいぶ進み、残るは6鉢。なかなか終わりません。全部で30鉢は超えています。自分の力量を考えないといけませんね。

 

 ところで4日の金曜日から3月定例議会が始まりました。明日7日は一般質問の初日です。今回は12名です。通告書受付が同時だった中野議員とくじ引きして私が勝ちました。明日9時半からトップバッターで1時間、しっかり質問します。インターネット配信で皆さんにもぜひ見てほしい。

 

 因辰美町長が施政方針を4日の初日に発表されました。28年4月から総合計画の第5次がスタートします。彼らしさがどこに入っているのか楽しみですが、現在私はよう見つけきってていません。彼の説明を待って施政方針の評価を下します。

 

 大塚教育長がこの3月で退任されます。後任の人事案件も出ています。どういうわけか江辻の方です。これも総務常任委員会で審議して対応を決めます。

 

 一般質問は4題。

①給食センター建設に関して、予算化していないものと、予算化できないものというテーマ 

 で新たに出てきた不祥事において、教育委員会の責任を問います。

②ふれあいバスについて12月議会に引き続き行います。これは私が議員に当選して当初の

 公約で唯一実現できなかったものです。総合計画、地方創生、地域福祉計画など新しい計 

 画にすべて盛り込まれた改善、必要性。すべてにおいて地域公共交通に切り替えることを

 盛り込んでいますが、その検討すら始まっていないのです。この遅さ、何が原因かな?

③こども館の運営について

④学校校納金の徴収方法についてです。校長会が必要ないからと、教育長は全く聞く耳を持

 とうとしません。

 何か事件が起きたらだれが責任を取るのでしょう。近隣自治体での現金徴収は粕屋町と

 篠栗町だけ。ただ篠栗は小学校にその時期の3日間だけ事務職員を張り付けられます。何

 もしていないないのは粕屋町だけです。子どもを通しての徴収方法が集まりやすいという

 考え方自体が私は嫌いです。こどもを利用している感じがします。そのかける手間を親も

 先生も子どもたちとの交わりに使ってほしい。家でも余計な心配や小言が減ると思いま

 す。修学旅行費を集めるときは1回1万円以上の金額を封筒に入れて持って行くのです

 よ。途中で襲われたり、学校でトラぶったり、そんなことは起きないと誰が断言できるで

 しょう。

 

書き込みながらも怒りがこみ上げてきます。冷静にと思いますが、遅々として進まない物事、なんでこんなことが、というようなことが次々に出てきます。明るく前向きに問うつもりですが、うまくいくかどうかはわかりません。どうぞよろしく。

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2016年

3月

02日

粕屋町の2中学校の不登校の動向

 粕屋町学校経営発表会・報告会は今年度で3回目です。粕屋町の2つの中学校はここ3年間、学力向上と不登校問題に特に力を入れてきました。学力は当初は県平均と比較してどのくらいという報告でしたが今はより高い全国平均との比較で報告されました。まだまだですが少しずつ向上しているように見受けられます。

 

 問題は不登校児の多さです。両中学校併せて50~55名で推移しています。課題として取り組んだ結果、報告会では確実に減るのですが、年度初めにはまた同じ状況です。これは全国平均(2,08)、それよりも高い県平均(3,02)を大きく上回っています。

 

 小学校でも確実に増えているようですが、これはまだはっきりとは〇名とは報告されていません。不登校の規定が連続して30日以上の欠席となっているからだろうと思います。不登校気味の子はいますという表現を先生方はされます。

 

 中学校や小学校の高学年で対処しても簡単にいかないことが多いようで、また学校だけの対応も難しいようです。私は小学校に上がる前からの切れ目のないサポートがいるのではと考えているので、子育て支援と同時に児童センターの機能を兼ね備えたこども館の建設を11年以上も前から主張してきました。

 

 運営にどのくらい力を入れてくれるのか、予算書での説明を聞いて確かめます。「こども館建設特別委員会」の委員長として昨年の4月からかなり突っ込んだ意見を述べてきましたが実際はまだわかりません。もし不十分であればあきらめずに言い続けます。まだスタートに立ったばかりですから。

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