2017年

9月

29日

稲刈り日和

 今日は父の命日、甲仲原のお寺へ。途中稲刈りがあってました。たわわに実った稲。粕屋町は炭鉱で栄えた時もありますが、どちらかと言えば田んぼばっかしの、かすやの里という名称がぴったりの平凡な田舎の村でした。

 

 実家にも4反半の田んぼがありました。兼業農家で父は単身赴任、母が一人でやっていた農作業を小学生の頃はよく手伝わされました。遠い昔の思い出です。

 

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2017年

9月

26日

供養

 我が家の庭の彼岸花も盛りを過ぎました。上のほうは枯れかかっているのですが、下から新しい茎が伸びて力強く咲いています。

 

 このブログのコメント欄に毎回投稿されていたゆうじさんの供養の旅も一区切りついたようですね。

 

 たまたまこの夏の歴史資料館での催し、NPO笑和 命と人の尊厳を守る会(会長小川勇二)主催の「ながさき・ひろしま絵画展」を手伝ったことで、いろんな角度からの新たな事実を目の当たりにして、私の平和への思いは深く、強くなりました。

 

 私も戦後72年の旅へ同行させてもらったような気がしています。二日市保養所の「水子地蔵」に関する本が新たに出版され、その本の中で私の知っている方々の働きを再確認できたことは幸いでした。

 

 昨日の25日の毎日新聞の記事を紹介します。堤啓太さんという19歳の方の「ひ孫から見た戦争」という内容、上下シリーズでその締めくくりの文章です。

 

<「戦争の直接の被害」、それはもちろん恐ろしいものだ。しかし、「その後の被害」、それはもっと恐ろしいものだと考える。なぜか。「その後の被害」はあまり知られていないから。知らないということほど恐いものはない。人間は同じ過ちを繰り返すことになるだろう。分かっていても過ちは繰り返される。でも知ることで無くなる過ちも、きっとある

 

 私の亡父は飛行機の整備要員として、東南アジアへ出征し、その地で生死の境を何度も経験したようですが、家族には特に何も語りませんでした。けれども、地域への思い、特に子どもの育つ環境に対して人一倍思いの深い人でした。私は今それを受け継いで仕事をさせてもらっています。

 

 ゆうじさんはキヨおばあちゃんやお父様からいろんなことを教えてもらったようですね。その方たちの思いを今このブログで分かち合える素晴らしさにちょっと感動しています。

 

 ありがとう、ゆうじさん。また別の機会に新たな供養の旅に出かけましょう!

 

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2017年

9月

22日

これからが本勝負

 22日、9月定例議会が終わりました。帰り道、あまりに香りが良いので思わず自転車を止めて撮影。原町駅前公園の生垣、アベリアという名の花でした。

 

 今議会は3つの委員会の委員長を任されました。それは何とかなるのですが、問題は最終日の委員長報告です。

 

 平成28年度の決算特別委員会(一般会計、4特別会計、2企業会計)のすべての会計の報告、厚生常任委員会の議案70号の報告、請願を審議した町立保育所建替・民営化に関する特別委員会の報告、これら3つの委員長報告のあらかたをまとめ上げたのは22日当日の朝。

 

 特に平成28年度の決算については全部でおよそ240億円近く(2企業会計の性質上総額が不明)の金額の決算でしたので予想以上に時間がかかりました。5日間の決算特別委員会での審査を40分ぐらいにまとめなければなりません。委員長としての報告に本田カラーを出したいと思っていたので尚更でした。

 

 出来上がったていないのもありましたが、とにかく何とかしなければという思いでがむしゃらに。ただ、原稿を書きながら、この機会が与えられたことに感謝する自分がいました。すればするほど面白い。そして、ありがたいことに全部可決・採択でした。

 

 

 

 3町立保育所存続の請願は9対6で採択。6月の計画発表から3ヶ月、保護者の皆さんも大変だったでしょうが、実は議会も大変でした。16名の議員が今回の発表をどうとらえるか、しかも世の中の流れは民営化が一般的なので。

 

 当初、保護者の方が署名を集められるなど考えも及ばなかったのですが、3か所の保護者説明会にほとんどの議員が参加、それを受けて7月6日の臨時議会で特別委員会設置、その後2ヶ所で議会主催の「意見交換会」開催など議会の動きも素早かったと思います。改選後の勢いがあったかもしれません。

 

 請願内容

 1.保育所新規設立

 2.町立保育所3か所(中央・仲原・西)を町立のまま存続していただくこと

 3.町立保育所3か所の老朽化問題への早急な対応を検討していただくこと

 

 

 以上3点を粕屋町議会として正式に採択しました。実は粕屋町議会は6年前にほとんど同じ内容で請願を採択していて、新園設立(青葉はるまち保育園)はすぐにできたのですが、3番目の老朽化問題は手付かずの状態で現在に至っています。

 

 なぜそうなったかというと、町は平成24年ぐらいから「公共施設等総合管理計画」を検討していて、その計画で優先順位を決め、それから順次整備するというのが執行部の毎回の答弁でした。ところが、昨年11月にその計画の発表・説明を受けましたが、期待したものと全く違っていました。具体性がないのです。

 

 全体の大まかな計画はできても個別計画を担当課が作るようになっているだけで、その動きが全く見えないのです。

 

 そしてこの6月の町立保育所の突然の建替え・民営化計画発表。議会はまず保護者の声を聴いてからということで、各説明会に出席。そこでの保護者の反発は予想以上に大きいものでした。

 

 3か所の町立保育所の建替・維持管理が具体的な動きになるよう、議会は強く求め、正(ただ)さなければ、今後も同じようなことが起きるでしょう。

 

 だから議会の勝負はこれからです。執行部とどう対峙するか、議員力が試されます。

 

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2017年

9月

21日

時間が・・・・

 9月22日は粕屋町の9月定例会議会最終日です。その中で委員長報告をいくつもしなければなりません。20日夜は結局早く寝てしまって、21日は朝からパソコンの前で悪戦苦闘。

 

 一番重いのは平成28年度決算特別委員会の報告です。内容がとてもいいのにそれを表現できない。数字がすっきりしていて、職員の皆さんの頑張りが伝わる数字の動きなのに、です。それがどうしたら報告できるのか・・・・・

 

 短い、限られた時間の中で、初めての経験ということもあって、申し訳ないことばかり。

 粕屋町の職員構成は、平成29年3月末の報告では

 

  正規職員 220名  (昨年211名)

  嘱託職員  95名 (  87名)

  臨時職員  189名 ( 197名)

    計   504名 ( 495名)

 

となっています。504名の方の仕事の結果を数字で表したともいえる決算書。深く読み取れなくて申し訳なく思っています。残り数時間、とりあえずやれることを、という心境です。

 

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2017年

9月

19日

障がいという課題

 障がいがあるということは多くの悲しみを抱えることになる。その課題を乗り越えるエネルギーは並大抵のものではないから、多くの場合、その悲しみの底に沈みがちになる。しかしそのエネルギーを持続できる環境が整っていれば、そして乗り越えることができれば、その輝きは逆に多くの人にエネルギーをもたらす存在となる。

 

 障がい児が輪の真ん中にいる、その素晴らしさを教えてくれたのは、12年前の中央小学校の運動会だった・・・・・

 

 そんなことを思いながら今日の厚生委員会での4課の報告を聞いていた。介護福祉課、健康づくり課、総合窓口課、子ども未来課からの説明で粕屋町の「障がい児」の実情を少しだけ把握できた。

 

 数字を追う課、数字を乗り越えようとする課、現状維持の課とさまざまである。しかし最も大切なのは、議会がそれをどう生かすかである。

 

 住民の負託を受けた議会のあり様が試される、今そんなときでは?!

 

 

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2017年

9月

17日

保育園訪問記 バトントワリング

 運動会の季節です。

 粕屋町の就学前の施設、届け出保育園も含めてできる限り見学したいと思っています。まずは案内のあったところから。

 

 9月16日にドームのメインアリーナで青葉はるまち保育園の運動会がありました。

 

年長ひまわり組のバトントワリング。22名の息の合った素晴らしい演技にアンコール。

 

 町長の隣の特等席で見せていただきました。一生懸命練習を重ねての演技披露。皆さんの表情に年長者としての自負、誇りを感じとれました。

 

 午後からの行事参加のため町長は途中で退場されたので、理事長のお話を少しだけ聞くことができました。かねてよりお尋ねしたいことがあったのです。6年前、保育園建設時の地元説明会での理事長の言葉が印象に残っていました。

 

 「食事は自分で好きなだけよそおいます。自主性をはぐくむ一環で、自分の適量を把握する保育を大事にしています」という保育指針でした。そんなことが幼い子にできるだろうかと心に残っていたので、思い切ってお話しました。「できますよ。ぜひ見学に来てください」というお応え。園の指針の大元のハンガリーのコダーイの教育にまで話が及びました。

 

 実は以前私が所属してた会の創設者の親族が日本に取り入れられた児童教育だったので少し聞きかじっていました。わらべ歌の研究もしているところで、話が弾みました。

 

 担当制保育(012歳)はこれから日本の主流になる、青葉園(那珂川町を中心に4施設)はこれをずーっと前から実践してきました、とも。

 

 粕屋町には特色ある保育を実践している保育園がいくつもあるようです。それぞれを一つひとつ丁寧にお聞きし、3ヶ所の公立とともに粕屋地域の保育のレベルを高めていただける環境を作りたいと考えています。

 

 

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2017年

9月

16日

減額修正案 委員会採決で可決

 14日の補正予算特別委員会で修正案が出ました。

 

 内容は6万3千円の減額修正です。結果から述べると9対5で可決ですが、本議場での採決ではありませんので確定ではありません。最終日に委員長報告の後に動議が出なければ本決まりになります。

 

 減額の内容は以下の通りです。

 子ども未来課からの提案で「就学前児童施設運営審議委員会開催による委員報酬の増額補正、6万3千円です。「等」を付けたことにより応用可能。思い当たるのは選定委員会しかありません。確認すると以下のような答弁が返ってきました。

 

 平成21年に答申が出た「就学前児童施設運営審議委員会の答申」以降会議は開かれていませんが、要綱はあるので、引き続き会議開催に向けての予算で増額補正です。これは民営化法人選定委員会になる場合もあります、というものでした。

 

 民営化が議会に提案されるときは民営化についての可否を問うものではなくて、一気に法人選定委員会の予算計上になります。その予算案を可決すれば議会の総意として、「民営化しても大丈夫。さあ公募して粕屋町の保育園として最適な法人を選んでください」となるのです。

 

 執行部は民営化のための法人の8月公募開始を見送りました。皆さんと相談して進めます、という答弁を保護者にも議会にもしています。ところがかすや広報9月号の「4億円縮減」の記事、そして今回の補正予算計上、これは議会にとってもそのままにはできないということで、修正案提案そして可決ということになったのだと思います。

 

 付け加えて申し上げるなら、9月広報のような一方的な記事はおかしい、今後掲載が続くのなら議会にも事前に相談してほしいという趣旨は伝えていましたが、締め切り間近の14日に問い合わせたところ、引き続き記事を出します、という答えが副町長から返ってきました。

9月号の町民からの声の報告他、まだ何もない状態です。

 

 もともと法人選定委員会の予算を3月の当初予算に挙げていないので、今回の計画での法人選定委員会費用は流用で、しかも計画発表後わずか1ヶ月半後にホームページで公募開始というものでしたそうなれば1年半後には嘱託・臨時職員は全員解雇です。場所も現在地ですから運営をしながら2保育所を一気に建替えという計画です。

 

 保護者には寝耳に水、1年半後には退所して新園に移動です。これは一組織体のすることではありません。地方自治の在り方としても問題があります。

 

 今回の請願趣旨に賛同した9005人の署名は計画説明からしたらわずか2か月の間に集まっています。この数はおよそ粕屋町民の20%です。過去にこのような例はありません。

納税者としての町民の強い思いがこの数字に示されていると私は解釈しています。

 

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2017年

9月

13日

バラが咲いた

 小さなバラの花。この時期、11月の文化祭出品のために蕾はすべて摘むことにしていますが、もれがあったようです。「ライブラリアン」、図書館員という不思議な名前のバラで、駕与丁公園の風車の下に植わっています。名前が珍しいので買い求めました。

 

 今日で決算特別委員会が終わり委員長の役から解放されたところです。

 

 全員賛成でとりあえずホッとしていますが、最終日の22日に委員長報告をしてもう一度採決があります。各課の報告をまとめる仕事は今から。よい内容になると思います。

 

 

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2017年

9月

11日

財務4表から3表へ

 粕屋町は平成21年度決算から順次準備を進め、平成23年度には土地開発公社の財務処理書類と連結して粕屋町全体の財務書類を作成・公表しています。県内の自治体の中では先進的事例でした。

 

 平成28年度の決算は、昨年からの総務省から発表された「統一的基準」を採用し財務処理の作成を行っています。したがって今年はさらにわかりやすい形で財務4表から3表になったようです。

 

 私が職員の頑張りを評価するのはこのような書類をもとに事務事業の動きを見ると、数字の裏付け、不十分ですが毎年行われている行政評価、それらが一体となって決算報告をされるので、わかりやすく、しかもその決算書の内容が第5次総合計画に紐づいているからです。

 

 決算の審査をしながら総合計画の進捗状況もわかるという優れもので、この仕組みに全幅の信頼を置いているのです。

 

 昨年のこの時期、27年度の決算認定、28年度の補正予算には反対しました。それは繰越金の処理が適正に行われていないということが判明したからです。24年度から少しづつ増えていった繰越金を上手に歳入歳出の会計の中に反映できず、いたずらに財政調整基金からの繰り出し、繰り入れを繰り返していたのです。

 

 なぜ繰越金が多くなるのか、それを私は行政評価システムが動き、職員自身が総合計画に基づいて事業評価をきちんとできるようになり、決算・予算処理が明確になった結果だと思っています。

 

 興味深いのはその指摘をわずか半年足らずの、今年の3月の28年度の補正予算に活かしてくれました。そしてその最終的に反映された28年度の決算審査の特別委員会の委員長がこの私であるということ。そこが何より感謝です。

 

 また、これは町長の的確な指示がないとできないこと、もう少し審査を続けてそのことに確信が持てたら、きちんと評価したいと考えています。

 

 

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2017年

9月

09日

黒子?

 決算審査2日目、とりあえず無事終了。

 

 議員になってこの12年間、私の議会活動の中心は決算・予算審査。またこの時が好きだ。

 

 多くの事案の基、そしてその結果が一望のもとに見渡せる。数字が物語となって景色を作っていく。うまく描けないときはどこかがおかしい。数字で読み取れる粕屋町の現状、課題点がそこにある。

 

 しかし当初は簡単には読み取れないようになっていた。新人の間は、まず執行部の報告の仕方を審査の対象に入れ、反対討論をするときはその項目も理由の一つに挙げた。なぜなら情報公開が鉄則だから。

 

 ベテラン職員から笑われた。ベテラン議員もおそらく内心ではそう思っていただろう。あからさまに「もっと本質的なところでやれよ」、「本田さん、な-あも言いなんなや、すぱっと終らせるけん」。

 

 当時はスムーズに審議が終わり、全員賛成が議会の美学だった。

 

 めげた。援護射撃もない中で、たった一人、下手にバカな質問を続けていた。

私にはその方法しかなかった。いずれ上手な質問ができるように、そんなのがあるんならと、あらゆる研修会に出かけた。でもちっとも上手にならない私がいた。

 

 でも、めげない。それがよしえ流なのだから。それしかないのだから。

 

 そして今、決算特別委員長として12年間の議員経験で学んだすべてのもを委員会審議をぶつけようとしている。がこれまた初めての経験で、ちっともスマートではない。はたから見たらおかしいだろうなと思われる面も多々ある。

 

 審査過程で、執行部から出された資料の内容を議員全員にによくわかるように、論点は何なのか、その現状をあぶりだし、その解決方法の糸口を探っていく、それができれるように配慮しているつもりだが・・・・・・・

 

 今振り返れば、当初の資料のわかりにくさは、職員自体がよくわかっていなかったのだと思う。またわかるようにと作成していなかった、自信がなかったから。

 

 でも今は違うよ。職員は明確に数字をもとに説明してくれる。答弁も素早く、的を得ている。だから結果だけではなくその努力の過程が見えるように説明員を促がしていく。そうすることで共に町づくりに励みたい、またそう思えるようなそんな一体感が生まれたらと思う。しかし、これまた時間が限られているのでやりにくい。

 

 その展開は多分スマートではないだろうなと思う。ベテラン議員からは強引に進めているよう見えるかもしれない。でもしばらく見ていてほしい、必ずやその流れの上に乗れば本当のものが見えてくるから。

 

 私は柄にもなく黒子になりたいと思っている。でも腕や足の動きがあからさまにはたから見えるのではだめだよね。相変わらずちっとも上手ではない、上手にできないよしえがいる。申し訳ない。

 

残り3日、準備を怠りなく。

 

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2017年

9月

08日

決算審査スタート

 少々疲れていたので、決算特別委員会委員長として議事進行を進めるのは気が重かった。

初めての経験だからということもあるのかな?と思いながらおもむろにスタート。

 

 ところがところがである。内容がとても良い。こんな気持ち味わったことがない。

数字が活きている。

 

 私は結婚以来主婦の仕事として、家計簿記帳をもっと大切なものとして励んできた、議員になるまで。大きな理由は家を建てるための、子供の教育費捻出をするための貯蓄である。まず貯蓄額を決め、残りで生活する、そのための予算生活。予算の立て方がまずいと散々だった。

 

 ところが議員になったら収入が夫の年金と議員報酬の2本立てのダブルインカム(使ってみたかった?!)。さらに家事と仕事の両立が困難で、空白のページが多くなった。

 

 しかしながら30年間の記帳体験は数字が物語ることを知った。その数字の裏にあるものが見えるのだ。カンが働く。におうのだ。

 

 そのかんを信じながら調べると、ひっかかったにおいのもとにぶつかる。そういう経験を

町の予算審議、決算審議で何度も味わった。議員活動が面白いと思える大きな要因なのだ。

 

 そして今回、滑り出し、好調!

 各職員の真摯な姿が伝わり、数字も納得できるものばかり。特に昨年1年かけて繰越金の問題を一般質問で取り上げたのだが、枠予算配分で挑みたいという町長の姿勢と相まって、決算での経営政策課の報告は納得できる内容だった。

 

 この調子で今日も進みたい!

 

 

 

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2017年

9月

07日

決算特別委員長としての仕事

 今日から平成28年度の決算審議が特別委員会で開かれる。日程は7~13日。間に考案日としての土、日があるから実質は5日間。

 

 今回私はその委員長になる。初めての経験だ。決算認定とは何か、どのような審議をすれば町民の皆さんの負託に応えられるだろう。

 

 議員必携から決算の認定とは(決算案は可決ではなくて認定)を引用する

 「予算が議決した趣旨と目的に従って適正に、そして効率的に執行されたかどうか。それ 

 によってどのように行政効果が発揮できたか。それから見て、今後の行財政運営において 

 どのような改善工夫がなされるべきかであるかということである」

 

 私見からすると当初予算の数字は2次補正、3次補正と少しづつ変わるものもあるので、数字に限定されず、その根底にある施策の考え方が決算の数字にどう反映されたのかを見ることであると思う。これが意外に難しい。

 

 なぜなら担当者自身が自分たちの責任でもって数字を決定しているかどうかが不明だからだ。職員の異動が最近特に多い。その職員がどこまで責任をもって説明できるか、それを見分けられるか。

 

 予算編成の時に、前年度の踏襲ではない、いったんゼロ状態にしてその中から①必要最低限のもの②粕屋町が従来から大切にして引き継がれてきたもの③町長の施政方針にあるもの③各課の工夫検討しされた数字であれば説明はわかりやすいものとなっているはず。

 

 

 因町長が提示した初年度の予算執行。常日頃から上記のことを議員時代から提言しておられたので、私もここを注視したい。

 

 今日は5課。各課の持ち時間は30~90分。限られた時間の中でどのくらい可能か、

とにかく精一杯頑張ってみよう!

 

 

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2017年

9月

06日

強い思い

 普段は厚生常任委員長、建替え・民営化に関する特別委員会の委員長という立場で動かなければならないことが多く、持論を前面に出すのを控えている。多くの方の意見を聞き、それを調整しながら進めなければならないからと、自分を押さえている場合が多い。

 

 ところが今日の一般質問ではただの一議員である。私に与えられた60分を思いっきり使おうと思って挑んだ。また月曜日から12人の議員の一般質問を聞いて、様々なことが明白になり「なんで?」という気持ちに強く駆られてしまった。

 

 因町長はこの12年間、一緒に議員としてやってきた仲間だ。特に町長戦に出られた時には一生懸命応援した彼に、なぜだか今日はどうしても反発したくなってしまった。

 

 政策議論を交わすつもりがそうはならなかったようである。結果として今日のことがどう響くか。

 

 今回の一般質問に当たってもいろいろ調査した。調べれば調べるほど、粕屋町の町立保育所をこのまま3か所残すのがベストだと強く思う、議員としての自分の感覚を今は信じ、大事にしたい。

 

 子育て支援を強化することが待機児童対策であり、先人の努力があったからこそ今の粕屋町がある。粕屋町が長年培ってきた福祉政策をここで壊したくない。私はこの町を守り強化するためにいるのだと強く思う。

 

 

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2017年

9月

04日

一般質問の作戦

 2日間の休みはありがたかったです。いろんな活動に参加するということは議員活動には欠かせないことなのですが、それが多すぎると自分自身の活動があいまいになります。今は保育所民営化問題、粕屋町の平成28年度の決算に焦点を当てて時を過ごしたいと、休みをとり、結局は朝から晩まで資料とパソコンに首っ引きでした。こういうことができる今の状況がありがたいですね。

 

 私の一般質問は13番目。9月6日のの3番目です。質問内容は主に「就学前児童の子育て支援を総合的に」です。

 

 質問項目に財政問題を入れるべきだったかなと少し悔やんでいます。保育所の施設整備費の公・私の比較を内容に盛り込むべきだったかなと思いますが、あれもこれもを限られた時間、本議場でやるには無理があり、焦点がぼけることが結構あるのです。

 

 今回保護者の皆さんが、公立としての役割を重視して公立3園を残すという請願にされた点を私は高く評価しています。実は今、待機児童数対策としての民営化の嵐が日本中吹きまくっているのです。

 

 自分たちの事だけを考えたら、まず2園の存続を請願項目の中心に据えられたでしょう。議長も請願者にそのような打診をされたと聞いています。

 

 ところが実際出された請願書は徹底していて実に見事。子育て支援を12年間訴え続けてきたものにとって学ぶことの多い内容です。非常に高度な「まちづくり提言」になっています。

 

 ただこれを可能にするためには町民の多くが「公立3園は公費を使ってでも残すに足りうる施設」とし、町税を投入することに納得していただかなければならないのです。

 

 署名は9005人集まりました。これは粕屋町人口のおよそ20%弱。残り31%の賛同がほしいですね。形にならなくてもそういううねりが。現実にはまだまだですね。だからなおさら私の持論で勝負?!

 

 そのためには粕屋町の財政、人口特に就学前の児童数の動向を町民の皆さんと共有し共通認識としてスタートすることから始めなければなりません。幸い財政的な問題は過去1年間常に一般質問で取り上げ、かなり好転しいるという感触があります。

 

 残るは公立保育所の存在意義、と思ったんですが、財政の面からの切り崩しのほうが「利ける」かな?!

 

 まだ時間があるから何とかします。今日、これから始まる議員の皆さんの一般質問も参考にさせてもらいますよ。

 

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2017年

9月

03日

夏の終わり 花 2 題

 夏が終わりました。

 涼しい風が吹き抜けています。昨日と今日、どこにも出かけず休息をとることにしました。

 

 普段は忙しくてバタバタと鉢の水やりをしていますが、今日は少しだけ丁寧にできました。我が家のバラはこの夏の暑さにもめげず何とか持ちこたえています。葉をできるだけ残す、それが秋の花を咲かせる鉄則だとか。水やりだけは休めません。

 

 上の花の写真、左は斑入りランタナ、元気が出る黄色。右はトレニア、紫色は癒し系。

 元気をもらっています。

 

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2017年

9月

02日

第5次総合計画をもとにした請願理由 ②

 9月定例議会が始まりました。

 受理された「粕屋町保育所新設&町立保育所存続を求める請願」は、9月20日午後1時より町立保育所建替え・民営化に関する特別委員会が開かれ、そこでこの請願を採択すべきか否かを審議します。

 

 最終署名数は9月1日付で9005筆となりました。

 

 20日には請願者「粕屋町子どものみらいを考える会」代表の徳永裕治さんより請願趣旨の説明をしていただきます。質疑応答まで受けていただいて、その後、自由討議形式で討論できるよう委員長としては調整しています。

 

 署名を集められ、請願を届けていただいた保護者と、その思いを受け止めてそれに賛同された町民の皆さんの意思を議会がきちんと受け止めているという内容の委員会審議となるように努めたいと考えています。

 

 下に、今朝紹介した請願書の「請願理由」を載せます。第5次総合計画を基底にした内容です。27年年10月に計画内容を審議するために議会ではこれまで以上に深くかかわった経緯があります。

 

 平成25年粕屋町議会は「議会基本条例」を制定しました。これは議会にとって画期的なことで、行政・住民と議会の関係を明文化し、より明確にしたものです。この条例は総合計画を提案された時の審議に大いに活用されました。だからこそ私はこの請願は議会の議会力を問う請願でもあると受け取っています。

 

 

 

       ~保育所選択肢の確保・拡充と保育の質の向上を!~

 

 この度粕屋町の提示した『粕屋町立仲原保育所・中央保育所建替え民営化計画』では老朽化した該当2園舎を民営化し建て替える計画となっています。この計画について子どもの安全を守る建替えには理解できるものの、手段としては民営化して建替えるのではなく、請願項目の通り町立のまま存続した上で老朽化対策(修繕または建替え)を実施する手段を選択し、併せて新保育所を設立することが粕屋町の発展に向けてより有効的と考えます。

 

 その理由としては次のように考えます。

 第5次粕屋町総合計画における基本目標「誰もが安心して幸せに暮らせる安らぎの町」を実現するための一つの要素として子育て支援の一環である保育所環境整備・充足挙げられ、「保護者が安心して仕事と家庭を両立できる環境」を実現するためには保育所ニーズに適した保育所環境の構築と提供が必要です。

 

 その上で目的を実現するための保育所環境について現状の保育環境の変化(※1)を踏まえ考察すると、利用者の保育所剪定における「選択肢の確保・拡充」及び「保育の質の向上」が必要と考えます。

 

 これらの必要事項に対し町立保育所は影響がある重要な役割(※2)を持っており民営化を実施してしまうと逆に様々なリスク(※3)によりマイナス効果となってしまう可能性が高いため、民営ではなく町立として存続させたほうが基本目標の実現性が高いと考えます。

 

 合わせて待機児童対策(※4)としても、ニーズに沿った新保育所設立を実施したほうが、待機理由に直接的に応じることとなるためより効果的であり、新保育所そのものが新たな選択肢となるので上記目標の実現に向けて必要と考えます。

 

 加えて利用者以外の町民視点においても町として貴重な資産である町立保育所をほかの用途にも活用できるよう町立として存続させたほうが目標実現以外の町運営に対する付帯効果についても期待できます。

 

 以上を理由に「粕屋町保育所新設及び町立保育所存続」を請願いたします。

 ※1~4については内容詳細説明を補足資料として蔑視(2枚)に記載しています。

 

 本来ならばこの請願理由を先の請願書の中での[請願項目]の次に紹介すべきだったのですが全体が4ページの厚生になっており、まず全体を、そして請願理由をという流れで2回に分けて掲載しました。

 

 署名された町民の皆さん以外の方々がこの請願の存在を知り、併せて広報かすや9月号に載せた町の考えにも目を通しながら今後の粕屋町の子育て支援の在り方を考えていただけたらと願っています。

 

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2017年

9月

01日

請願の内容 まず全容を ①

 前回「みつどもえの闘い」と書きましたが、なぜそう思うのか、今回出された請願書にその全容を紹介したいと思います。

 

 粕屋町保育所新設及び町立保育所存続を求める請願書

 

 〔請願内容〕

 1、保育所新規設立

 2、町立保育所3か所(中央・仲原・西)を町立のまま存続していただくこと

 3、町立保育所3か所の老朽化問題への早急な対応を検討していただくこと

 

 〔請願項目〕

・待機児童削減に向けては、今後も増加・多様化していく利用者ニーズを把握しそれにこた  

 えられる新保育所設立が最も効果的であると考えます。

 

・町立保育所は3か所しかありません。公の受け入れ機関として、また保育の水準を示す役

 割として、粕屋町が「第5次総合計画」で示す目標に向けて必要な存在です。粕屋町のた  

 めにもこのまま存続させてください。ただし園舎の老朽化については子どもたちの命に関 

 わる重大な問題です。町立運営を前提とした建替えまたは修繕の検討を早急にお願いしま 

 す。

 〔請願理由〕

 ~保育所選択肢の確保・拡充と保育の質の向上を!~

  (※)次の9月2日のページに記載

 

 〔請願理由 補足資料〕

  「保育環境の変化」「町立保育所の役割」「民営化によるリスク」「待機児童対策への 

  効果」という観点における詳細理由の補足として記載いたします。

 <1:保育環境の変化について>

  1-①:保育所ニーズの増加と多様化

  1-②:未就学児教育の場における幼保ウェイト変化

 【考察】

 <2:町立保育所の役割>

  2-①:公の受け入れ機関としての役割

  2-②:保育の水準を示す役割

  2-③:地域の中の公の機関としての役割

 【考察】

 <3:民営化によるリスク>

  3-①:経営が民間になることによって発生する利用者リスク

  3-②:経験豊かな保育士を失うリスク

  3-③:町営地の無償貸与によるリスク

 <4:待機児童削減への効果>

  4-①:待機児童削減の効果

  4-②:町立保育所の数が減ることによる保育所選択肢縮小影響

 【考察】

 

 まずは全体の把握をしてほしいと考え、請願理由の本文は9月2日に掲載します。

 

 町立保育所の保護者が、6月30日の保護者説明会から今までのこの2か月という短期間に、請願内容を熟慮したうえで署名を集め、対象の2ヶ所ではなく3つの町立保育所そのものの存続を願い、訴えた請願書です。

 

 私にとって政治活動の中で最も苦手なものはというと、実は署名活動なのです。予備知識のない相手に現在の状況を説明して賛同を得、名前・住所を書いてもらう活動はちょっとやそっとの思いではできません。

 

 それをこの若い方たちはこの暑さの中で実行し、7,656人もの署名簿を添えた請願書を8月23日に粕屋町議会へ提出されました。署名人数は、25日には1036人増えて8,656人となっているようで、締め切りの9月1日議会初日にはもう少し増える可能性があります。

 

 議会はこれをどう審議するのか、かなり覚悟が要ります。

 

 そして今日から9月議会が始まります。

 

 

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