2019年

7月

30日

踊り子たちの乱舞

 我が家にはカノコユリの鉢が二つあります。一つは夫が宗像市の愛好家を通じていただいてきたもの、もう一つは同じ時期に生協で買ったものです。

 

 私はこの「鹿の子」という名称が好きで、上のカバーのバラの写真も「紅鹿の子」という品種です。

 

宗像に「ユリックス」という複合施設がありますが、宗像の市の花がこのカノコユリと知って納得です。この時期、庁舎にはプランターでの植栽のカノコユリが展示してありました。宗像に自生していたユリの花ということで市の花になっているようです。

 

 もう10年くらい前になるでしょうか。うきは市で研修があり、その山の中の施設に泊まっての朝方見た、民家の石垣の間に植わっていた愛らしいカノコユリの姿が忘れられません。それ以後、この花の姿を追い求めて、そして今、我が家の庭先に咲いていて、毎日楽しんでいます。

 

 

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2019年

7月

27日

研修をどう活かせるか

 全国市町村研修所での研修内容はとても良かったのですが、それをどう粕屋町議会の決算審査で活用できるのか、最も悩ましい問題です。私の本気度が問われます。

 

 120名の参加者の中では福岡県からは私を含めて4名。福津市議会新人2名、うきは市議会5年生議員1名。福津市議会は行政評価シートは決算審査時に配られているようです。うきは市議会は行政評価制度自体がないようでした。

 

 参加自治体数は83、東日本の自治体では行政評価シートを決算時に活用しているところが多いようでしたが、活用していない自治体も55ありました。

 

 粕屋町は平成28年度の決算から総務省が要請している「統一的な基準モデルによる地方公会計制度」を採用しています。

 

 粕屋町の課題として、決算審査が終わった12月に、行政評価委員会の意見書の説明があり、その後行政評価シートの公開をホームページで行い、議員も初めて目にする流れになっています。

 

 執行部が行政評価シートを9月の決算審査段階で公にしていなくて内部だけで活用していることに疑問を感じていました。

 

 ただ、私自身も財務書類の活用方法がわかっていないことで議会審査における行政評価シートの活用の要望が出せていない現状があったのではありますが。今回受講してどれだけ理解が深まったかはわかりませんが、糸口はつかめました。

 

 受講の結果

  1. 発生主義の導入
  2. 地方公会計改革の効果と分析の視点
  3. 貸借対照表の理解と分析の視点
  4. 財務書類の分析の視点

 などの内容は少し把握できました。公会計の書類は水道会計、土地開発公社の決算で慣れてはいたのですが、粕屋町歳入歳出における財務書類4表は内容の量が半端なく、未消化のまま今日まで来ていたので、見直す良い機会になりました。ただ、更なる勉強が必要ということを痛感しています。

 

 この8月、絶対マスターするぞ、と固い決意で帰ってきたところです。

 

 

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2019年

7月

25日

研修受講「行政評価を活用した決算審査」

  当たり前ですが、おばさんの顔です。研修が終わり職員の方に撮ってもらいました。充実感が滲んでいるようでちょっと気に入っています。

 

 行ってきました、ところは滋賀県。新幹線と在来線で3時間。研修所は琵琶湖のほとりにあるのですが、どこにも寄らずにまっすぐに帰ってきました。

 

 粕屋町に行政評価システムが取り入れられたのは前の第4次総合計画の後期計画からですのでもう7年になります。決算や予算に活かしたいと思ってもその手法がわからず、私にとっては宝の持ち腐れ。議会内でもそんなに話題になりません。

 

 いい研修でした。2日間で9時間。受講生は120名。講堂の演台の上で講師の稲沢克祐先生は早口でしゃべりっぱなし。A3の資料5冊、A4資料3冊。盛りだくさんでどのくらい消化できたのかは未知数。

 

 どこにも寄らなかったのは結局受講内容をしっかり頭にとどめたかったから。最近は物忘れがひどくなり、あれもこれもといろいろしていると肝心のことがおろそかになります。

 

 9月の決算審査に活かしたい。一般質問のテーマも受講内容からピックアップできるようにしたい。財務処理の経済用語、議会の専門用語を早口でまくしたてられましたが、そのどれもが新鮮でした。

 

 少しずつ咀嚼して私なりのものをつかみたいと思っています。

 

 

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2019年

7月

24日

涼やかに

 昨日の夕刊のトップはオリンピックの記事でした。あぁー、こうやって何事も行事化するのかと思ってしまいました。朝刊まではほとんどが参議院選挙に関する内容だったのに。社会面でさえ縮小していたように感じていました。

 

 日本の様々なことはこうやって過ぎてゆくのか、とちょっと気が滅入ってしまいました。

 

 この潮流に私は流されたくない。選挙の結果の分析が足りない。事前にも情報が欲しかったし、事後も分析できるデータがほしい。どうやら自分で見つけなければならないようですね。

 

 私の視点は投票率と女性候補者の動向。

 

 粕屋町の投票率は40.47%。今回は幸いにも県下でワースト5には入りませんでしたね。粕屋郡の中でもまだ低いところがありました。粕屋町の場合投票率が低い投票所では他の地域よりも男女間の差が目立ちました。逆に言えば、男性の投票率を上げれば結果は違ってきそう。

 

 上の写真はカノコユリ。宗像市の花で、保存会の方を通して我が家の庭にやってきました。涼やかな出で立ちに魅かれます。雨上がりにはなおさら美しいですね。

 

 今、しなければならないこと、考えなければならないことがたくさんあって優先順位を間違えそう。過去にこうやって目先のことにとらわれて、多くの気がかりで日常を費やしてしまってたかもしれません。反省です。

 

 6月議会の報告で、久しぶりにブロッコリー通信を出したいと思っています。いろんなことがあり、自分の思いを有権者の皆さんに伝えることができずにいましたが、今はちょっと違って、視点が定まり、伝えたいことを明確にできるような気がしています。ポジティブな気分です。

 

 今日から2日間、滋賀県の全国市町村国際文化研修所で「自治体決算の基本と実践~行政評価を活用した決算審査~」というテーマで学んできます。

 

 

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2019年

7月

21日

今日は投票日

 今日は参議院選挙の投票日です。でも昨夕からの大雨。避難指示が出ている自治体もあり、とても心配です。

 

 先ほど9時半に雨は一時的に止みました。写真はベランダのツルバラの雨の雫です。その向こうでは一斉にゼミの大合唱が始まりました。どうぞこのまま無事に被害が少なく終わりますように。

 

 今後の日本の行く末を大きく変えると言いわれている今回の選挙。雨で投票率のことが気になります。投票しなければ現状維持と思っておられる方があるかもしれませんが、しないことのマイナスは大きいです。

 

 でも今私は思うのです。選挙前にバタバタしても物事はそう簡単に変わらない。常日頃から自分の考えをアピールし、友と切磋琢磨、そして賛同者を増やす活動をしなければ、と。私の最も足りない部分です。

 

 あるがままの自分を良しとするのですから誰に遠慮もいらない。ただ、猛烈な勉強が必要です。「女性の社会進出が日本においてかくも遅れた理由は何なのか」、今後の私の主なテーマです。突き止め、打開策を探り、次世代の若者により良い社会を残したいです。

 

 

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2019年

7月

19日

こんにちは あるがままの「私」

 70年間生きてきたことになりますが、ずーっと自分自身が嫌いでした。何をいまさらとお思いでしょうが、気づきの大切さを思い知らされています。過去からの離脱でエネルギーが湧いてくるように思うからです。

 

 長いこと劣等感の塊で、自分をさらけ出せずに、まわりの反応を伺う私と、それを良しとしない私がいました。でも結局は折り合いをつけて、最後には不安に駆られ自分の主張を取り下げるパターンの繰り返し。

 

 周囲の方のほとんどは、私は自己主張のはっきりできる、強い人間だと言います。過去において本当に私が強く出られたのは「図書館つくり」の住民活動の時だけでした。この時は何が何でもやり遂げなければと思っていましたから。その流れで町会議員の仕事を頂いたわけですが、基本的には変わらず、折り合いをつけていい子ぶる、そんな弱さを抱えていました。

 

 その後15年が経ちましたが、最近まで自分の弱さを見せつけられ、肝心の時になると強く出れない私がいました。

 

 ところが今は違う。何が変わったのでしょう?

 

 一番の出来事は母と私、娘と私の関係改善。荷が軽くなったのです。な~だ、こんなんでいいんだと不思議な気がしています。

 

 母も娘も、ともに強烈な個性、特性の持ち主でその間を普通(?)の私は行ったり来たり。でも強いはずの2人が弱く、弱いはずの私が強く。私以外の方は私が何を言っているのかお分かりにならないと思いますが、事程左様に家族の問題は大きいのです。特に母との関係。

 

 私のあるがままを認めず、否定し続けた母。強烈な個性の持ち主でしたが、その母の根源的な弱さを知り、仕方がなかったんだと、その弱さも含めて今は愛おしくさえなっています。介護を弟の家族が一手に引き受けてくれているので客観的に考えることができ、到達できた境地かもしれません。

 

 時が解決したのかなとも思いますが、でも長かったです。今思えば、母と私の関係は根本的に日本の置かれた女性問題があると捉えています。娘と私の関係もそれが尾を引いていました。

 

 ある日、ストンと落ちたトラウマ。

 

 そして、今思います、心の奥底に秘めた己れの内なる声を私自身が認めないで誰が認めるんだと。適当にその場しのぎで取り繕わないで。今の私、本当の私を表に出して、これでいいんだよ。あるがままの私で、と私自身に働きかけることが必要。

 

 その過程でもたらされる生きる喜び。一つひとつ丁寧に向き合い、生きていく方策を打ち立てることができたら、私の70歳以後の人生も捨てたもんじゃないと思えるかもしれません。

 

 

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2019年

7月

17日

さようなら 非正規雇用

 今日は非正規雇用の問題点を私なりにまとめてみます。

 

 非正規雇用で働くことはとても損失が大きいと思います。本人、家族、社会にとっても。企業にも大きな損失です。ただどのくらいの企業がその事を真剣に考えているか。

 

 企業、あるいは役所で非正規雇用の存在は大きいですね。効率、経済性で良しとされますが、人材育成の面ではマイナスではないかと思っています。

 

 人は育ちません。いいアイディアがあってもそれを活かせる場がありませんし、使う側も採用しない、あくまでも手足、本気で拾い上げるなど、そう思って働いてもらっていないからです。研修も受けられないし会議にも出られません、家庭内における立場と変わりません、あくまでも助っ人です。

 

 また、配偶者控除、103万円の壁があって自分のスキルを高めるために働こうと思ってもマイナスが大きい。この程度でよいということが、働く意味を損なっているのではないかと思います。

 

 当初は前向きに捉え、一生懸命に働くと思いますが、自分の立ち位置がわかると意欲が落ちます。働くことで一時的に生活の足しにはなりますが、問題はそれが厚生年金に結び付かないということです。たとえ繋がっても不当な賃金体系ではどうなるでしょうか?

 

 老後を迎えた時に厚生年金、老齢年金の存在は大きいです。そして実にありがたい制度です。ただその額が、人としてそれなりに生活ができる額かどうか。また専業主婦が不幸にして連れ合いを早く失くした場合、遺族年金でやっていけるかどうか、熟年離婚ではその遺族年金は手に入りません。意に沿わない結婚生活を続けるより仕方ないですね。

 

 はたまた、夫の会社がつぶれた、夫が早期退職した、そんな場合の、女性が生活に回せる生活費はどうなるのか、とても問題が大きいですね。

 

 早いうちからきちんとした雇用で一人前に働くことが大切だと考えています。私の場合は議員報酬ということで、自分に収入がある喜びを知りました。女性が手を上げることで政治家になる、そして収入も立場も確保された(4年間だけですが)中で女性の地位向上、多くの弱い立場人のために頑張る、そんな仲間を増やしたいです。

 

 

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2019年

7月

16日

さようなら 家制度 さようなら専業主婦

 すべての女性が仕事、あるいは社会的に立場のある活動をしてほしいと願っています。そうしないと日本は進まない。あらゆる人にとって住みやすくならない。また、幸せもやってこない。そう実感しています。

 

  社会の中で「個」を確立するのです。自分が自分らしく、人のために生きるのではなく、自分のために生きる。そうすれば今の、今後の世界にとって最も必要な「多様性」を受け入れることができます。

 

 多くの女性がそうなれば、パートナー、子どもに実感として伝わります。

 

 今の日本では経済、効率性が何より重視、優先されます。そうでないものは切り捨てられ、無意識のうちにあらゆる場で、教育の場でさえ一斉行動が重んじられ、そうすることが「美しい」とされる世の中、家制度はその極みです。家を中心に統治すればという考え方が根底にあるのではないかと思っています。

 

 何とかそれを打破したい、切り崩したいと思ってきましたが、現実の重みに足踏みが続きました。でも今は違います。

 

 大げさに考えなくていい、自分の身の回りから気づいたことを伝え、実践していけばいいのだと気づきました。そうすることで私は幸せになり、私の周りの人にもその幸せ感が伝わり、シェアされることで広がる、と思うようになりましたよ。

 

 幸せになろう!

 

 そして、その幸せを互いにシェアしよう!

 

 

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2019年

7月

15日

選挙公報

 昨日の14日に選挙公報が届きました。私も夫も期日前投票をしたのでもう見る必要はありませんでしたが、逆に、選んで投票行動をした後なので冷静に「公報」を見ることができました。

 

 若い人がこの公報を見て候補者、政党を選ぶことができるか、はなはだ疑問で心配です。今回は有権者にアピールする仕方を、有権者の生活感に訴える政党が多いような気がします。

 

 生活の具体的な課題への政策に注目が集まって、日常疑問に思っていることへの解決策の羅列が多いと思います。良識の府と言われる参議院選挙なのに、という思いがありますが、これが現実なんですね。

 

 数が問題、数が揃わなければなければ何事も不可能、民主主義は多数決!と呼び掛けている気がします。これでいいのかどうか、それは今後の日本のあり様が示すでしょう。

 

 私自身はまず投票率を高めたいので、とにかく投票所に足を運んでもらうこと、それが第一です。政治は本来暮らしのあり様を決めることからのはず。日常から遠いところにあっても意味がない。一人ひとりの困りごとからの諸問題の打開策を見つけるためのものです。

 

 暮らしをよりよくする、まわりのかかわりのある人を大事にする、そんな暮らしを実現させるための政策を掲げている政党、政治家が当選できれば一番いいのですが。

 

 私が今最も関心があるのは女性の政策決定への参画。どの党がそれを基本に置いているかは重要な決定要因です。そのための情報収集、私なりの広報、アピールをしたいと考えています。

 

 この国ではここ数十年女性は子育て、家事、介護を家庭で行うための中心人物。経済、政治は男の仕事と、政策決定の場には排除されてきました。今でもその現実は変わりません。

世界の潮流から、アジアでも大きく取り残されています。  

 

 結婚して47年、その内の33年間はひたすら専業主婦でした。今でも鮮明に心に残っているのは、組合の会計をした時です。すべて私がしているにもかかわらず、名前は世帯主である夫の名前、また今、国民健康保険の支払いが、本人は後期高齢者で課税はないにもかかわらず世帯主であるある夫の名前で請求があります。

 

 家、世帯が中心での一括りです。その方が行政には便利なのでしょう。名前だけのようですが、結局は決定権は夫が持つことになります。もちろん責任も伴いますが。専業主婦の時はそれが当たり前。夫が稼いできたお金を夫の意に沿うようにやりくりしていました。もちろん私の考えもありますが、最後はやはり夫の意向です。

 

 自由があるようでなかった、自分を縛り続けた30数年、それ以前の子どもの時代から女として幸せになるように育てられました。それ故、議員となって自分の報酬が口座に振り込まれた時のうれしさは人一倍のものがありました。

 

 本来、まちづくりが好きでしたので、このまちづくりを中心にした活動でお金が頂ける、ありがたいことです。そんな中での14年。近頃は少しその喜びを忘れていたところがありましたが、同僚の男性のN議員が気づかせてくれました。

 

 再びこの地点、粕屋町から女性のあらゆる場への進出、そしてその半分を占めることができるようなまちづくりを頑張ろうと思っています。

 

 

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2019年

7月

13日

思いのほか楽しかった期日前投票

 イオンモール福岡で実施する期日前投票に午前11時過ぎ、早速行ってきました。。

 

 初めてのことなのでちょっとわくわく。いつもとは違う狭い会場での投票風景。案外これっていいかも。堅苦しさがなく気軽にできたことが私自身の収穫でしたよ。このことが粕屋町の投票率アップにつながればいいのになーーー

 

 その後、向かい側のユザワヤでパンツ生地と型紙を、ニトリでフライパンとキャベツのスライサーを買い、そして少し硬めの讃岐うどんを食べ、ちょっとおなかが落ち着いたところでフタバ図書で立ち読み、最近おろそかになっている家事整理の本を買って帰りました。

 

 今日イオンで消費した金額は11,520円。投票が目的で行ったのですが、結果的にイオンモールの売り上げに貢献、税収アップに貢献!?

 

 若い人にとって週末の買い物のついでに投票となればいいですね。気軽に投票、気軽に政治談議、そして粕屋のまちづくりをワイワイガヤガヤ・・・・・・

 

 そんな流れを作れたら、否、 作りましょう!

 

 

 

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2019年

7月

10日

投票率⤴ カギは「優しさ」

 7月7日、同僚のN議員と飯塚市で行われた「男女共同参画のススメ」という講演会に出かけました。講師は女性政策研究家でありジャーナリストの三井マリ子氏。開催をフェイスブックで知ったので本田のページに載せ、粕屋町で大きな行事があるので迷っていると書くと、N議員が「行きましょう!」とコメントをくれた。これで決まり。

 

 粕屋町の男女共同参画計画の中間年の見直しが本年なされます。予算もつき、コンサルタントに発注もしています。それに対して何か動きをと思っていたところに、このフェイスブックの記事が飛び込んで来たのです。

 

 粕屋町の行事には途中退席、早速N議員と出かけ、たくさんの刺激をいただいてきました。そのことは後日述べるとして今日は一つの新聞記事を紹介します。その見出しが今日の表題、引用させていただきました。

 

 講師の三井マリ子さんが資料として用意された2017年9月30日の東京新聞の記事、ノルウェーの投票所の設置の紹介です。引用します。

 

 ノルウェーの投票期間は日本より長く、期日前投票は2ヵ月以上前に開始。投票所は公共施設だけでなく、繁華街にも設置されている。居住地外でも投票でき、仕事の合間に職場近くの投票所で1票を投じる会社員もいた。三井さんは「勤務地投票だ」と絶賛する。
 病気などで投票に行けない人は、事前申請すれば自宅や病院で投票できる。資格要件のある立会人や、必要に応じてヘルパーも派遣される。「投票権の剥奪は重大な権利侵害」との考えから、こうした配慮が行き届いているという。

 

 主権者教育も盛んな様子の記載がありましたが、今回は繁華街にも設置されているという部分に気持ちが動き、その部分を紹介しました。

 

 私たちは投票する権利をもう少し真剣に考えないといけないのではないか、投票に行かない人、いけない人に寄り添い、その課題をひとつずつ解決するという意気込みが必要では、と強く感じた次第です。「優しさ」は私たちの足りない視点です。

 

 そういう意味で今回粕屋町が行う、イオンでの期日前投票所の設置は注目、評価できる内容です。ノルウェーでは選挙期間中には、人気のお菓子の包装紙に「あなたはどちらに投票する?」と有権者に呼びかけるデザインがあったとも記載がありました。

 

 投票する側の心持に分け入り、必要なことは全部するぞという強い意志が必要なのかもしれませんね。粕屋町の投票率38%という数字はあまりにも危機的状況ですから。

 

 できるだけ多くの方に選挙があること、投票すること、そしてその必要性が伝わり、見たり聞いたりした方が、即、行動が起こせるように配慮する、そんなシステムを粕屋町でも採用出来たらと思っています。

 

 

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2019年

7月

06日

上がるか 投票率

 参議院選挙の公示を迎えました。投票日は7月21日です。各党の候補者が出そろい、党の公約もマスコミに大々的に打ち出しています。さて、国政選挙ではあるのですが、低投票率が続く投票率を高めるための、粕屋町としての手立ては?

 

 ホームページに7月2日付で大型施設、イオンモールでの期日前投票を実施する、その日にちは7月12日(金)・13日(土)とありました。 こちら →

 

 7月号の広報では

 

 となっています。表紙をめくっての見開き左側、3ページの上にありました。

 

 我が家にはまだ届いていないので図書館においてあるものを持ち帰りスキャンしました。

この掲示にこれにどれだけの人が関心を持ち、動いてくれるか。私としてはもう少し大々的にできないのかと、この周知の仕方に「大丈夫ですか」と声をかけたくなりました。

 

 同日選になると場所の関係でできない可能性もあったので、国の参議院選挙の内容が確定してからの公表。準備の段階で難しさもあったという内部事情もあるのですが。 

 

 この事業の目的は多くの有権者の方に関心を持っていただき、その投票率を上げるための粕屋町の今年度の目玉事業です。若い有権者を含めて、投票に足を向けられない層へのアタックという秘策!   

 

 果たして投票離れをどのくらい改善できるでしょうか?

 

 

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2019年

7月

01日

ノウゼンカズラ

 母の好きな、母から譲り受けた花の一つです。母は今93歳。介護度5という状況でも母らしく家で支援を受けながら生活しています。それを支えてくれている弟夫婦に心から感謝しています。

 

 厳しい母でした。実家が没落し、私たち姉弟は母の実家を知りません。母の話では2度競売にあってだんだん落ちぶれ、なくなったようです。

 

 祖父が花が好きだったそうで、その影響で母はとにかく花が好きな人でした。このカズラは今でこそあらゆるところで見かけますが、私が最初に記憶している、実家の台所の北側の生垣につたわらせている頃、もう40年ぐらい前になるでしょうか、とても珍しい花でした。

 

 今咲いて、またお盆前後に咲きます。アジサイがみすぼらしくなったころ咲き始め、夏中楽しませてくれる愛しい花です。

 

 我が家の台所からも見えるようにし、料理も好きだった母のことを、けれどもどうしても厳しかった母の一面を忘れられないでいる私ですが、もう70歳、そろそろ私らしく生きることができるのでは?!と、またこの花を見て思います。

 

 昨夕、写真に収めました。雨の雫を受けてたたずんでいる、という感じに仕上がりました。朝倉での雨はどうだったのでしょうか。母の故郷です。「粕屋の人は好かん、朝倉がいいばい」、母にとっては何でも朝倉が絶対。

 

 そう思って、それが支えで、あらゆる辛苦に耐えてきたのでしょう。いつもの朝倉自慢が今でも耳に残っています。母はもう話ができません。

 

 

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