2017年

7月

30日

障がい児保育

 昨日の29日で議会主催の意見交換会が終わりました。町立保育所の民営化に関するこの1ヶ月間の目まぐるしかった動きを報告します。

  建替え・民営化計画保護者説明会  中央保育所 6月30日・7月1日

                        7月13日

                  仲原保育所 7月7日・8日

                  西保育所  7月14日・15日

 建替え・民営化に関する特別委員会 7月6日・19日

 議会主催の意見交換会       仲原保育所 7月22日

                  中央保育所 7月29日

 アンケート調査 ①各保育所での説明会時に保育所作成

         ②粕屋町の子どもの未来を考える会 保護者対象

         ③粕屋町子どもの未来を考える会 保育所職員対象

         ④意見交換会に際して議会によるもの

 

 アンケートは粕屋町子どもの未来を考える会のものは集計がきちんと出ていますが、説明会時のもの、昨日で終わった意見交換会でのものはまだ集計結果は出ていません。議会主催のものは8月1日に委員会を開くのでその日に集計をします。

 

 結果が出ないとわからないのですが、説明会・意見交換会出席者のほとんどは建替え賛成、民営化反対と思われます。反対・不安だから出席ということなので表面に出るのは民営化反対でということかもしれませんが。

 

 多くの保護者が述べているのは町立・私立、それぞれに長所と短所があるのだから、町立3園は残してほしい。現在町立3園、私立5園 こども園1園ですが、この9園の中から保護者が選択できることがとても良い、それこそが粕屋町の良さではないか、と。

 

 ただ今回の一連の流れで障がい児保育を町立3園だけで実施していることが福岡県のホームページで判明したことを重視したいと考えています。実際説明会に出席された保護者からも、私立から受け入れを断られ、町立という選択肢しかなかったと述べられた方が数名おられました。これは障がい児差別につながるのでは。

 

 県が10月から実施する「福岡県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」に違反するのではないかと私は懸念しています。どんなに町立で手厚くしていても町立だけにとどまっていて、私立で行われていないという事実は、結果的に差別を助長するだけです。

 

 これは民営化以前の問題で、行政のあり様が問われます。議会で厳しく追及したいと考えています。

 

               

 

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2017年

7月

27日

夏休み 公民館の寺子屋教室

  長者原下区では老人会(福寿会)主催の寺子屋教室を夏休み初めの2日間公民館で開催します。今年は24・25日の9時30分から11時でした。魁誠高校のボランティアさんと元小学校の先生にも来ていただいて、教えあったり、ヒントをもらったりで、子どもたちは宿題をします。

 

 最初の日と2日目の日は子どもたち、ボランティアの表情はまるで違います。緊張しきった双方がだんだん打ち解けあって、宿題を間に置いたやりとり、なかなかのものです。

 

 終わったら「ボランティア証明書」を発行します。下区独自のお礼の仕方です。高校生はこれを大学や就職の推薦などに添えるのだそうです。ほんの2日間のふれあい、子どもと若者と高齢者、これもなかなかのものです。高齢者がいるからできる事業、裏方も楽し、です

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2017年

7月

23日

保護者の熱意

 昨日の22日、仲原保育所で「町民との意見交換会」がありました。保護者38名、議員13名。職員の方も後方で傍聴してくださっていました。

 

 初めての試みでどうなるのか、特にテーマが私が委員長をしている町立保育所の建替え・民営化に関するもので、計画変更を関係者に執行部が話をしていない状態でどこまで応えられるのか。

 

 一応19日の特別委員会で計画の変更については、町長から経過も含めて直接議員全員に告げてもらいましたが、保育所の職員・保護者への通知はまだということで、慎重に言葉を選ばざるを得ませんでした。

 

 保護者や非正規雇用の職員の不安に対する配慮があまりに足りません。役場のこの辺の仕事の仕方に問題があるとまず指摘をしておきます。机の上で仕事をしている一般行政職員(すべてとは言いませんが)は、事務事業の実際、またその大本の計画に対しての感覚が鈍いと感じます。目前の数字の動きばかりに目を奪われていないで、この事業がどういう位置づけにある事業なのかを常に問う姿勢を持ってもらいたいと強く考えます。

 

 話がそれましたが、現場の職員さんに対する保護者の厚い信頼がこれほどまでにあろうとは議会も含めて誰が予測しえたでしょう。今日もその思いの強さ、深さに圧倒させられました。

 

 3つの保育所の保護者の主張にはそれぞれに独自色があるように感じます。ここ仲原では、子どもの育ちにとっての公立保育所の役割・存在意義、幼稚園・小学校との連携など粕屋町の保育事業そのものへの問いかけをする方が多く、前回の保護者の発言にあった福岡市の保育所の役割について、民営化実施計画等も調べさせていただきましたよ。全部が納得できるものではありませんが参考になりました。10年間の長いスパンで考えられ、引継ぎ期間として1年間を確保、法人選定委員会に財務の専門家も入っていました。

 

 就学前の子どもたちをどう育てるのか、その中での保育所の役割など、あまりに熱心に話されるので、会終了後少し立ち話をしました。そしたら「説明を聞いてから今までの2週間、ずーっとこのことを考え続けています」とはっきり、きっぱりおっしゃいました。

 

 そうですよね。子育てしながら安心して働けるのは信頼できる保育所と保育士さんのサポートがあるから、そのサポートがある日突然になくなるとしたら・・・・・・・・・

 

 どうしても町立のままでこの保育所を残してほしいの大コール。

 

 この保護者の思いをどれだけきちんと受け止められるか、町の執行部が受け止められなかったら2元代表制の一翼を担う議会が、議会はそのためにあるのでは。そう強く思わされた今日の意見交換会でした。

 

 7月7日・8日に行われた説明会よりも夜道の自転車のペダルは重く感じませんでした。

 保護者の皆さんの若い、ストレートな思いに触れる機会をもらって私の次の目標ができました。

 

 昨年の厚生常任委員会の視察で感銘を受けた東京都杉並区の「就学前の子どもの育ち」という計画をこの町でも作ります。今まで温めていたものですが言い出せずにいました。保護者の熱い発言に背中を押された気がしています。

 

 

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2017年

7月

21日

災害母子支援センター「きずな」設立

 朝倉市の市議で友人の大庭みな子さんが災害母子支援センター「きずな」を立ち上げ8月1日から受付を始める、とフェイスブックに書き込みをしていたので早速訪ねしました。

 

 2年前に廃業された産婦人科のクリニックの無償提供を受け、1階はサロンとしてくつろげるように、また相談員を派遣して様々な悩みを受け付け必要な支援をしていくとその意気込みを話してくれました。2階はホテル並みに完備されている個室があるのでボランティアさんの宿泊施設として、また福祉避難所として活用してもらうということでした。

 

 行政からの支援は一切なくあくまでも自分たちでと、元学校の先生や助産師さん、人権委員の皆さんなどがメンバーとなって会を立ち上げ、寄付を募るための口座開設の手続きやっと終わったというところ、すべて一からの立ち上げ、その行動力には心から敬意を払います。

 2年間の廃業でしたが、すべて当時のままですぐに使える状態。電話やファックス・コピー機設備の事務所、厨房、2階の各部屋にはトイレ・バスルームもあり夏休みに学生ボランティアに使ってほしいと、全体をハウスクリーニング。その経費だけでも10万円。24時間体制でスタッフ常駐の支援センターにするということでした。結局は募金で支えるのがベストかなと思っています。

 

 その後、朝倉街道を通って山田地区での被害を目の当たりにしました。小さな川でも流木が橋脚に引っ掛かり水があふれ、1階はすべて浸水。その上、あらかたは豪雨に持ち去られたようなありさまでした。生活の再建などとても考えられないような気がいたします。仮設住宅の建設で、少しでも早く落ち着いた生活をとただただ祈るばかりです。まだ7人も行方不明の方がいらっしゃるということで、市役所はその捜索を最優先。避難所のことはややもすれば後回しになると友は嘆いていました。

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2017年

7月

19日

地域の消防団 操法大会優勝

 16日の日曜日、朝8時から粕屋町消防団の操法大会が開催されました。粕屋町の行政区は24ありますが、地域の消防組織は本部と13組。自動車の部と小型のポンプ車の部に分かれ、それぞれが日ごろの訓練の成果を競い合いました。

 

 その中で今年は自動車の部で第5分団、長者原3区が優勝しました。昔はよく優勝していたようですが、最近は晴れやかな場には程遠い状況となっていたようです。

 

 今年消防自動車を新しく買い替え、2月に入魂式がありました。地域の皆さんが祈るような思いで見守るなか、完璧な実技で優勝!

 

 団員一人ひとりの気持ちが一体となっていないとこのような結果は残せないでしょう。心からお祝いを述べたいと思います。ありがとう、よく頑張ってくれました。

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2017年

7月

16日

計画の変更

 粕屋町立仲原保育所・中央保育所建替え民営化計画に関する利用者説明会が終わりました。

中央保育所が6月30日と7月1日、仲原保育所が7月7日と8日

西保育所が7月14日と15日。

 

 当初はこの6日間だけだったのですが、中央保育所に町長・副町長の出席がなかったことに対して厚生常任委員会で町執行部の出席を強く要望、利用者からの声もあり中央保育所に7月13日が追加されました。

 

 その13日の中央保育所で利用者(保護者)への対応に苦慮された町長が、トップとしての判断でいくつかの改善点を述べましたが、利用者の理解が得られず公募の延期を決意しました。内容は民営化するための法人事業者公募の8月開始を延期するというものです。

 

 いつまでの延期なのか全体の見直しがあるのかどうかわかりませんが、利用者側からすればまずは大きな譲歩を獲得。これで建替え計画は当初の発表より確実に1年延びることになり、どうしても2年で建替えると力説していたことが不可能になりました。

 

 14日と15日の西保育所では町長の出席はなく、変更になった内容を職員が説明しました。そして民営化については利用者の反対が多いので持ち帰り検討しますとこれはマニュアル通りの対応。

 

 西保育所の利用者の皆さんも町立3園の存続を強く願っておられる発言が多い中、なにを今更持ち帰り検討という安易な答えなのか、と思ってしまいましたが、トップがいないのでそうしか答えられませんよね。

 

 変更はトップが自分の口から、関係者全体に同時に、というのが基本と思うのですが。他の保育所利用者へはどのような伝え方を準備しているのでしょうか?

 

 7日間の説明会傍聴終了。計画の変更もあって正直、疲れましたが、利用者の皆さんの不安感に比べたらそんなこと言っておられません。むしろこれからは議会が責められる番だと覚悟しています。西保育所での民営化に対する慎重審議の議会への請願を採択してから10年経過。中央保育所での町立3園存続に関する請願が6年前。同じことの繰り返しに、議会は一体何をしていたのか、と。

 

 

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2017年

7月

13日

公民館の親子サロン

 11日火曜日は長者原の親子サロンの日でした。長者原3区でやっているので時間がある時は必ずボランティア活動に参加します。この日はメルヘンの仲間でもある山口さんとお話し会の担当で、手遊びと大型紙芝居をしました。

 

 今日の親子は15組、子どもさんが2人のところもいらっしゃるので35人くらいの来館者。迎えるボランティアは7~8人。

 

 普段は家で過ごしている親子に屋根のある公園で楽しんでもらおう、ホッとしてもらおうと、3年前ゆうゆうサロンのボランティアの皆さんが中心となって始まりました。月2回の開催です。

 

 4月には幼稚園にいく子、仕事を始められて保育園にいく子などで減りますが、回覧板を回して募集するとまたにたくさんの親子に来ていただくようになります。公園での口コミもあるようです。

 

 因町長は公約で「福岡県で1番子育てしやすい町づくりー各公民館での親子サロンの開設と充実を図ります―と訴えておられましたが、まだ何も言及しておられません。保育所の件も大事ですが、粕屋町の親子サロンはまだ町全体では9ヶ所しかありません。地域の協力がないと開設できないので、是非力添えをお願いしたいと思います。

 

 雨が降ってきそうでバタバタ帰りましたが、途中、ヒマワリが咲いているのに気づき、パチリ。

 

 畑の持ち主が道行く人のために種をまいて育ててくださったんだと思います。

 

 ボランティアができ、このような花に出会える日々。粕屋町に住んでよかったなーと感じる時です。

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2017年

7月

09日

たおやかに きりっと

スーパーの近くの畑で見かけたアガパンサスです。

 

初夏の花、仲原保育所の説明会で出会ったママたちに、この花のような、きりっとさわやか、しかもたおやかな印象を持ちました。

 

行政の説明に、理路整然と、しかも突っ込みどころは逃がさずに切り返すようすに議会の一般質問のやり取りのようで、びっくりしました。町長も新任の副町長もたじたじです。行政側はとにかくこの場で説得してしまおうという気持ちが前面に出て、苦しい答弁が続きました。

 

 あまりにも突然で、しかももう変更の余地のない民営化による建替え説明会。保護者とのやり取りに、2点着目したことがありましたので記録しておきます。

 

ひとつは

 町長が熊本地震の被災の様子を見て、命を預かっている身としては心配で一刻も早い建て替えを考えていると言われたことに対して、今から完成までの2年間に地震があったらどうするのですか、その対策は? また、100メートル以内で敷地を探しているとの答弁に、須恵川の近くは危険が大きくてなお心配。

※7日の説明会にて:危険、危険と強調しすぎだったのでは?不安が増したとの保護者の声。

ふたつめは

 保育の質を落とさない法人を、となると選択基準が厳しくなる。応募する法人がなかったらどうするのですかという問いに、補修して存続という選択肢はなく町が建てるしかないと応えられたことに対して、それでは町立のままの建替えという可能性もゼロではないのですねと即座に切り返された。

※8日の説明会にて:福岡市の市立を7園残す整備計画を持ち出して、粕屋町も方針を出して

 ほしいとも言われた。この主張は議会にも向けられるだろうな。また公共整備基金がある 

 のではとも。

 

 

 こちらがびっくりするほど保護者の皆さんは仲原保育所への愛着が強い。強いから本気。それが清々しくもありました。保育士さんたちが如何に日頃、児童・保護者に寄り添って保育をしているかが伝わり、職員への評価が高いことに町長は感謝の気持ちを述べておられました。7月7・8日、ともに40名以上の参加者があったように思います。

 

 行政への問いは議会への問いでもあります。2ヶ所の建替え・民営化の方針を打ち出した行財政計画は平成18年発表。その後西保育所の民営化問題で請願への署名は1万を超えていたと思います。11年間の粕屋町の課題、これは私の議員暦とも重なります。

 

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2017年

7月

08日

建替え・民営化に関する特別委員会設置

 7月4日の厚生常任委員会で急きょ、「特別委員会の設置」を発議することが決まり、6日の臨時議会で可決され、「町立保育所の建替え・民営化に関する特別委員会」が正式に発足しました。委員長は本田です。

 

 厚生常任委員会でできるものをなぜわざわざ特別委員会設置となるのか、という疑問を持つ議員もいるだろうと、発議の趣旨説明にそのことも踏まえた上で、緊急性、6年前に議会で採択した請願の検証をする責任もあると説明しました。

 

 厚生常任委員長として初の大仕事です。本来特別委員会設置は議案上程があることが前提なので、今回は設置反対も予想して臨みましたが、反対討論もなく12対3で設置が正式に決まりました。

  

特別委員会発議趣旨

選定委員会の予算がない中で、7月に選定委員会を発足、説明会後選定基準を作り法人公募

 という流れは議会として受け入れられるのか

・6年前に前前町長が中央保育所は町立として残すと明言。そのうえで3園とも町立として残

 してほしい、老朽化対策をきちんとしてほしいという請願を23年9月に採択している。今回

 の発表は、現在西保育所1園だけを残す、しかもその老朽化した場合の対策は未定 

・6月議会厚生委員会で突然の計画発表、8月には法人公募というタイトな日程で保護者の不

 安が大きい。

・執行部の対応が不十分。中央で行われた保護者会には町長、副町長の出席はなく日程はタ

 イトなのに質問を持ち帰って検討というちぐはぐさ

 

 早速昨日、7日の仲原保育所の説明会には、中央ではかなわなかった町長、新任の副町長の出席がありました。保護者の説明会にトップとしてできることをおっしゃって下さったので、執行権を持ったトップの発言があることの重要性を再確認できました。もっともこれは当たり前のことを前回なされなかった、それゆえなおさら保護者の不安が増大したといういきさつもあります。議員も前回より多く13人傍聴しました。

 

 本日、2回目の仲原保育所での説明会があります。仲原の保護者の意向は明日まとめて報告できるかなと考えています。

 

 昨日は七夕でしたが、突然の豪雨による朝倉・日田地域の被害のむごさには心が痛みます。朝倉は母の故郷、皆様の安らかな日常が一日でも早く戻ることを記念いたします。

 

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2017年

7月

05日

閉会中の厚生常任委員会第2回

 昨日の4日に閉会中の厚生常任委員会第2回を開催しました。町長と副町長に来ていただいて説明を求めました。

 

・お2人とも中央保育所の説明会に出席されなかったのはなぜなのか

・なぜこんなに性急な計画が示されているのか

・6年前に議会は住民からの請願を採択しているが、そのことへの配慮がないのはなぜか

・当事者である在園児・保護者、非正規の職員の不安をどのように解消するのか

 

等の質問をして回答を頂きましたが、委員会メンバーにはまだ納得できないことが多く、厚生常任委員会より「特別委員会の設置」を議案として提案することになりました。幸い6日に臨時議会が開かれることになっていますので、そこで厚生常任委員長の名前で議案提出となります。

 

 名称は「町立保育所の建替え・民営化に関する特別委員会」で、対象メンバーは議員全員です。可決しなければ設置はできませんが、とりあえず委員会メンバー全員が共通認識を持てたことは、委員長としてありがたいです。

 

 1日・30日の中央保育所の説明会に出席されなかった町長は13日に保育所に出向いて説明をされるということです。当事者の思いをしっかり受け止めてより良い解決方法を示していただきたいと願っています。

 

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2017年

7月

03日

保護者説明会、当事者の強い懸念

 30日に引き続き7月1日にも説明会が開催されました。説明側は30日と同じで、子ども未来課の課長と住民福祉部の部長。保護者は昨日よりも多く60名を超えていました。時間も9時半過ぎまで、議員の参加は4人でした。昨日よりも男性の発言が多く、非常に理路整然と、しかも具体的に、質問されました。町長、副町長にこの方たちの思いが、課長たちの報告だけではたして十分に伝わるのだろうか、その辺が気になりました。なぜ出席されなかったのか、出席して利用者の思いを受け止めるべきでしたね。これも重い。

 

 説明は昨日と同じように課長1人が保護者の疑問に応えました。丁寧な応対でありますが内容には問題が多いので、昨日以上に保護者とのやり取りは厳しいものがあり、議会としてもどのようにすべきか、慎重にしかも期限つきなのでスピーディな審議を、と強く思いました。

 

 中央保育所には障がいがあるがゆえに私立園から入所を拒まれた園児が何人もいらっしゃるようです。やっとたどり着いた中央保育所の対応はとてもよく、安心して働ける状況になった喜びもつかの間、突然民営化の話。

 

 当事者でなくても、やはりおかしいし、違和感はありますね。話し合うといってもタイトなスケジュールと断って、次はなく、決まった法人となら話し合う機会持ちましょうという応え。最初から民営化待ったなしの内容を突き付けられています。

 

 6年前に民営化反対の請願が採択されたのをご存知の保護者がいて、課長や部長にその後どうなったのか質問をされましたが、課長は2年前に移動してきたからわからない、部長は沈黙です。ほかの方がさらに、出席議員に答えてくださいということを言われたので、部長にお断りして次のように応えました。

 

 「今日は保護者説明会なので、役場の方に十分質問してください。議会も突然でびっくりしています。議会に計画の発表があったのは6月議会中に何の前触れもなく突然に、でした。今は計画の説明を受けた段階です。7月4日に町長に出席していただいて厚生常任委員会を開きます。6年前の採択された請願のその後の検証、8月にいきなり福祉法人の公募など、議会としても納得いかないことも多く、きちんと審議しようと思っています」と応えました。

 

 民営化に反対で、町長の答えがほしいという方が何人もいらっしゃって、4日の動いを(どのように些細なことでも)保護者に報告してほしいと子ども未来課に要請がありました。

 

 明日の議会、厚生常任委員会での審議がとても重要になります。きちんと準備をしておかなければ、お互いにそれぞれの意見を言い合うだけの委員会になるので、委員会としての方向性をまとめることができたらと考えています。

 

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2017年

7月

01日

中央保育所保護者説明会1日目

 30日19時より21時過ぎまで、「仲原・中央保育所の建替え・民営化計画に対する説明会」が中央保育所で行われました。45人前後の保護者の出席があり、議員も9人参加しました。計画に対して保護者がどのように感じられたのかをお聞きしましたが、10人以上保護者の発言とその内容には圧倒されました。

 

 今の若い方がどのくらい自分の意見を述べられるのか、正直疑問でした。ところがふたを開けてみてびっくり。受付で渡されたばかりの資料を見ての適格な鋭い質問。当事者の不安がそうさせるのでしょうね。安心して預けることができることで働けている日常が脅かされているのです。切実な声が聞けて良かったと思いました。

 

 それに対する役場の職員の対応はどうだったかというと、出席者は住民福祉部の部長、子ども未来課の課長2人で、副町長、町長の姿はありませんでした。発言は課長のみ。議会の一般質問では部長が答えることになっていますが、ここではなぜか課長だけの発言。町民である保護者の声を聴くという姿勢が不十分、それがまず大きな疑問です。

 

 保護者の意見は、ふわっとした計画だ、保育の質が変わるのでは、発表から法人公募まで30日しかないのがおかしい、話し合うといっても説明だけで終わるのでは、市役所に務めているているが、昨年の11月ごろに予算要求はなかったのか等々 

 

 「以前、議会で請願が可決されたはずだがその後どうなったのか」

 この疑問は必ず出るだろうと思っていました。でなくても議会として検証しなければならないと思っていました。

 

 今日は2日目、心してのぞもうと思っています。

 

  

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